リチウムイオン二次電池構成部材の劣化解析と評価

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リチウムイオン二次電池構成部材の劣化解析と評価

主催:R&D支援センター

日時:平成21年10月29日(木)12:30~16:30

≪講座趣旨≫
モバイル用途の小型電源から、車載用途の大型電源まで、リチウムイオン電池の用途は多岐にわたっており、高容量化や安全性の確保を目的とした研究開発が続けられています。ここでは、リチウムイオン電池構成材料の組成、構造変化についての詳細な分析方法を紹介し、電池性能の低下との関係について考察します。リチウムイオン電池は、正極材、負極材、バインダー、集電体、電解液など多くの材料から構成されており、多くの機器分析を用いる必要があります。また、試料の取り扱いも不活性雰囲気を要する場合が多いことも特徴であるため、本講演では実際の分析結果を極力多く紹介します。

≪プログラム≫
1.はじめに
2.リチウムイオン電池の構成材料について
  2-1 組成分析
  2-2 形態観察
  3-3 熱安定性評価(DSC、発生ガス分析のご紹介)
3.機器分析を用いた構成材料の劣化評価
  3.1 正極材
   3.1.1 分析電子顕微鏡を用いた評価事例
   3.1.2 X線回折、レーザーラマン分光法による構造解析
  3.2 負極材
   3.2.1 分析電子顕微鏡を用いた評価事例
   3.2.2 電極表面の組成分析(XPS,TOF-SIMS)
   3.2.3 固体NMRを用いた分析事例
  3.3 電解液  3.4 セパレータ、バインダー
4.おわりに

【質疑応答・名刺交換】