潜熱蓄熱の基礎と材料・システム開発
潜熱蓄熱技術の基礎知識、潜熱材の種類と特徴、潜熱蓄熱機能を有する機能性熱流体、パラフィン系を中心とした潜熱蓄熱システムの具体例や今後の展開を紹介
主催:R&D支援センター
日時:平成22年1月22日(金) 12:45-16:30
第1部 潜熱蓄熱技術の基礎とパラフィン系を中心とした潜熱蓄熱システムの展開
≪講座趣旨≫
本講演では熱エネルギー関連の省エネルギー機器開発として潜熱蓄熱技術を取りあげ、潜熱蓄熱技術の基礎知識、潜熱蓄熱材の種類とその特徴、潜熱蓄熱機能を有する機能性熱流体、さらにパラフィン系を中心とした潜熱蓄熱システムの具体例や今後の展開を紹介します。
≪プログラム≫
1.熱蓄熱技術の基礎
1-1.環境親和型熱エネルギー技術としての蓄熱技術
1-2.潜熱蓄熱技術の位置付け
1-3.潜熱蓄熱材の種類とその特徴
2.潜熱蓄熱機能を有する機能性熱流体
2-1.機能性熱流体とは
2-2.潜熱蓄熱機能を有する機能性熱流体の種類とその特徴
2-3.潜熱マイクロカプセルの流動と熱伝達特性
3.潜熱蓄熱システムの具体例の紹介(パラフィン系潜熱蓄熱材を中心として)
3-1.既存潜熱蓄熱システムの特徴
3-2.潜熱蓄熱システムの新展開
第2部 潜熱蓄熱剤含有マイクロカプセル調製法と応用例
≪講座趣旨≫
相変化物質を包含したマイクロカプセルによる潜熱蓄熱技術は、数十年前から開発応用が試みられているが、炭酸ガス発生量の削減義務が課せられている現在、電気・ガス業界、土木・建築材料業界、繊維業界、塗料メーカ業界など多くの分野で新たにその必要性が高まっている。
このような背景のもとで、主として潜熱蓄熱剤のマイクロカプル化法を説明するとともに応用例についても紹介する。
≪プログラム≫
1.潜熱蓄熱剤のマイクロカプセル化法
1-1.界面重縮合法
1-2.in-situ 重合法
1-3.懸濁重合法
1-4.担体吸収法
1-5.最近の研究紹介
・複合シェル膜カプセル ・固体―固体相変化
2.マイクロカプセルの応用事例
2-1.室温温度調製
2-2.保温繊維
2-3.その他
【質疑応答・名刺交換】