見える化による塗装・コーティング現場のゴミブツ対策

塗装工程におけるゴミ・ブツ退治に有効な、「見える化」手法を軸に、現場で即役立つノウハウを紹介する。講義では各種「見える化」ツールの実演をおこなう!

ゴミ不良を無くせ!「見える化」による、塗装・コーティング現場のゴミブツ対策

主催:R&D支援センター

日時:2011年4月28日(木) 10:30〜16:30

【講座のポイント】
 塗装・コーティング工程のゴミ不良はコスト悪化の主要因となっている。今回は塗装工程におけるゴミ・ブツ退治に有効な、「見える化」手法を軸に、現場で即役立つノウハウを紹介する。講義では各種「見える化」ツールの実演をおこなう。悪さ加減が見えるようになると、対策が取りやすくなる。

【プログラム】
1.ゴミ・ブツ対策の基本的な考え方は?
  1-1 現象を観る → どんな不具合が発生したのか誰の目にも見えるようにする。
  1-2 現場を観る → 現場で何が起きているのかを、誰の目にも見えるようにする。
  1-3 変化を観る → 変化したか、変化しないか、改善が進んだのか誰の目にも見えるようにする。 
2.不具合の発生状況を“見える化”するには?
  2-1 検査記録の付け方
  2-2 指標の数値化 → 歩留、直行率、手直し率
  2-3 目標設定のポイント → 損失金額の算定
  2-4 不具合成績の「見える化」 → グラフの作り方
3.どこで不具合が発生しているのかを“見える化”するには?
  3-1 不具合原因の「見える化」ツールと具体的対策事例の紹介
    → 身近な生活用品によるゴミ・ブツの「見える化」テクニックを紹介
      ラベルシート、スモークマシン、ハロゲンランプ、ポラリオンクリーンルームライト、LEDライト、
      Dino−Lite Digital Microscope、粗粒子パーティクルセンサ、マイクロフォーカスX線CTスキャナーなど
  3-2 ゴミ・ブツ発生原因の可視化事例紹介
    → レーザー可視化装置による発塵現象の動画紹介
4.対策推進状況の“見える化”〜対策が進んでいるのか?〜
  情報の共有化の方法
   → 対策推進状況の「見える化」でより大きい効果が得られ、また改善のスピードアップにつながります。
5.ゴミ・ブツ対策の極意
  ●「見える化」とは、見えないものを見えるようにすること。いつもの現場を見えるようにする。
   見えれば気づきが得られ、行動につながる。
  ●ゴミブツ対策プロジェクトにおける推進リーダーの役割は、「決定」と「方向付け」と「エネルギーの結集」である。
  ●問題を共有化することが、解決への近道。そのツールが「見える化」である。
【質疑応答・名刺交換・個別相談】