シランカップリング剤の効果と最適使用法【大阪講座】
シランカップリング剤の種類、機能、作用機構、使用方法、処理効果や応用について基礎から詳説する!
〜種類、機能、作用機構、使用方法、処理効果〜
主催:R&D支援センター
日時:2011年7月5日(火) 12:30〜16:30
≪講座のポイント≫
一般に,ポリマーなどの有機材料とシリカなどの無機材料は表面エネルギー差が大きく相溶性が悪い。このため,有機材料と無機材料間の界面張力を低下させ両成分の相溶性を高めたり、無機材料の分散性を向上させるためにシランカップリング剤が使用される。シランカップリング剤は無機成分(フィラーや微粒子)と有機成分(ポリマー)との界面での接着性改善や複合材料の相溶性向上にはなくてはならない化合物である。
近年、新しい材料としてゾルーゲル法や無機微粒子を使った有期-無機ナノコンポジット/ナノハイブリッド材料の開発研究が盛んに行われているが、シランカップリング剤は重要な役割を果たしている。
ここでは、シランカップリング剤の種類、機能、作用機構、使用方法、処理効果や応用について、シランカップリング剤の基礎から応用までを概説する。
≪プログラム≫
1.シランカップリング剤の概要
1-1 シランカップリング剤とは
1-2 シランカップリング剤の種類
1-3 シランカップリング剤の機能
1-4 シランカップリング剤の使用方法
1) 反応条件(溶媒,温度,時間,濃度,水分,pH)
2) シランカップリング剤の使用量
2.シランカップリング剤の反応と作用機構
2-1 シランカップリング剤の反応
2-2 加水分解機構
2-3 加水分解反応と縮合反応
2-4 反応性(反応速度)
2-5 加水分解反応と縮合反応に及ぼすpHの影響
2-6 無機材料への作用機構
2-7 有機材料への作用機構
・ポリマー側鎖および末端の官能基との反応
・ポリマー主鎖へのグラフト反応
・各種モノマーとの共重合
・ポリマーとの相溶化
2-8 シランカップリング剤の処理効果
3.シランカップリング剤の応用
3-1 樹脂、エラストマーの架橋
3-2 複合材料(コンパウンド)への応用
3-3 塗料・コーティング剤への応用
3-4 有機-無機ナノコンポジット/ナノハイブリッドへの応用
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