ソフトウェア業務改革・プロセス改善能力養成講座

開発現場で有効な組織改善活動を即実践できる方法を修得するための特別講座!

ソフトウェア業務改革・プロセス改善能力養成講座

共催:R&D支援センター

日時:2011年5月31日(火)10:30〜17:30

≪講座のポイント≫
最近は企業間の競争が激化し、競争に勝つことが最も大きな課題となっています。競争に勝つためには、教科書的な方法では不可能です。他社よりも優れた開発方法あるいは、他社が気がつかなかったような現実的で効果的な開発方法のアイデアが無くてはなりません。この方法として、最近、ピーターセンゲの「学習する組織」など、組織学習の考え方をベースとしたプロセス改善の考え方が有効と言われています。
 ここでは、ソフトウェアプロセス改善手法(ISO15504、CMMICMM等)のベースとなる考え方と、これを上記の組織学習の考え方で推進する方法を述べます。ここで述べる方法は、講師のプロセス改善経験に基づいた方法で、実績があり、現在でも大手企業で活用されている方法でもあります。
 プロセス改善するためには、部下や現場の本音の意見を聞き出し、最適な改善策を考え、それを部下や現場のメンバや管理者に提案する能力が必要です。また、複雑な問題を解決したり、「売り上げ・利益・コストダウン・他社に勝る技術・競争に勝つ」といった課題を達成するための具体策を提示する能力が必要です。

≪プログラム≫
第1部:ソフトウェアプロセス改善概説
はじめに(当講座の目的)
Ⅰ. プロセス改善の視点 
  1.失敗を繰り返さないプロセス改善
  2.効率や品質を上げて業績向上
Ⅱ. ソフトウェア開発における問題・原因・解決ポイント
  1.解決すべき問題
  2.問題発生の原因
  3.問題解決の重要ポイント
Ⅲ. 改善すべきプロセスとは
  1.組織のプロセス
  2.人のプロセス
  3.改善すべきプロセス例
  4.プロセスのサイクル構造
Ⅳ. ソフトウェアプロセス成熟度モデル概説
  1.組織の成長の概念
  2.プロセス成熟度レベルの考え方
Ⅴ. アセスメント概要(チーム学習)
  1.アセスメントの目的
  2.アセスメントの概要
  3.アセスメントの効果
  4.アセスメントと監査の違い
  5.アセスメントの実施手順
  6.現場インタビューの方法
Ⅵ. プロセス改善の注意点
  1.プロセス改善で陥りやすい罠
  2.プロセス改善の基本原則
Ⅶ. 改善への投資
第2部:実際の推進方法
はじめに
Ⅰ. アセスメント方法(チーム学習)
Ⅱ. アセスメントのための思考方法
  1.悪循環・バランス問題解決(システム思考)
  2.課題・目的達成(共有ビジョン)
  3.プロセス改善の注意点
<演習> 
  ・インタビュー演習