微小異物特定のための分析手法

異物の発生原因や測定手段、微小物のサンプリング、前処理法等の異物分析デザインを構築することに主を置き、品質管理や異物分析を担当されている方々を対象に、FT−IRを用いた異物分析事例をできる限り取り入れて説明を行う!

事例で分かりやすく解説!微小異物特定のための分析手法

〜FT−IRを用いた異物分析における、微小物のサンプリング・前処理法およびIRスペクトル解析〜

主催:R&D支援センター

日時:2011年8月29日(月) 10:30〜16:30

[講座のポイント]
PL法施行後、安全性や品質保証面における製造者の責任は重くなっています。その中で製品に発生する異物に関するトラブルは非常に多く、補償による多額の賠償や社会風評でのイメージダウンといった社運を左右しかねない問題に発展するケースもあります。このような異物は早急に特定し、原因を追究し対策をとらなくてはなりません。

 本セミナーでは多種の業種(化学,電気,機械,食品,建築,医療など)における異物問題を解決するため、発生原因や異物の測定手段、微小物のサンプリング、前処理法等の異物分析デザインを構築することに主を置きます。品質管理や異物分析を担当されている方々を対象として、主にFT−IRを用いた異物分析事例をできる限り取り入れて説明いたします。

[プログラム]
1.異物とは
  1-1 異物の一般的な定義
  1-2 異物分析の歴史
  1-3 異物の分類
  1-4 異物の発生原因の推定
  1-5 異物の形状
2.異物の分析方法
  2-1 目的とPL法
  2-2 一般的な異物の分析方法
  2-3 一般的に用いられる異物分析のための装置
   2-3-1 FT−IR
   2-3-2 電子顕微鏡(SEM,TEM)
   2-3-3 その他(顕微ラマン,イメージング,Py−GCMS,EPMA,TOF−SIMS)
3.異物の前処理法
  3-1 異物の観察
  3-2 前処理の必要性
  3-3 微小物や埋没物のサンプリング方法(手作業,マニピュレーター)
  3-4 その他の前処理
   3-4-1 断面作製
   3-4-2 マイクロ前処理(抽出,ろ過)
4.異物分析事例
  4-1 FT−IRを用いた事例
  4-2 その他の分析装置を用いた事例
5.スペクトル解析
  5-1 IRスペクトルの解析
  5-2 その他のスペクトルの解析
6.まとめ、質疑応答