特許情報分析を用いた技術マーケティング・応用用途探索

特許情報から抽出した「顧客情報」「ニーズ情報」を用いた技術マーケティングの手法を詳解!

特許情報分析を用いた技術マーケティング・応用用途探索

〜実事例と実演を交えた手法〜

主催:R&D支援センター

日時:2012年1月31日(火) 12:30〜16:30

【受講対象】
・研究開発部門のリーダー/担当者
・企画担当者
・BtoBの営業/マーケティング担当者
・投資/M&Aの担当者

【受講に必要なスキル】
特許に関する基礎知識を持つことが好ましい(必須ではない)

【習得できる知識】
・新技術/自社のシーズ技術の応用用途/コアユーザーの探索ができる。
・上記コアユーザーへの確実なコンタクト。
・製造装置・材料などの販売先、および具体的コンタクト先の把握。
・研究および事業企画段階におけるヒアリング先を、具体的に把握。
・展示会コンタクト顧客の研究開発活動・事業内容と担当者の把握により、商談の確度を高める。

受講後の事後課題として、セミナー最後に提示したフローに従って、特許情報から『光触媒技術が今後どのような用途に使われると考えられるか』を簡単に分析いただきます。レポート提出いただければ、希望者には分析例を添付して添削し返送させていただきます。

【講座のポイント】
 今の日本の製造業において、新規技術を用いた事業の創出は不可欠だが、なかなかうまくいかないという声が多い。大半は「技術としてはいいものがある(もしくはできた)。ただ、市場がない(商品にならない)」というところに終始している。これは結局、「顧客のニーズ」「顧客の情報」が不足しているということである。ただ、まだできていない技術、できていない商品に関する顧客の意見、ニーズを収集するのは実際のところ大変困難である。
 我々は、いくつかの技術の開発および関連商品開発をする中で、特許情報から抽出した「顧客情報」「ニーズ情報」を利用いた技術マーケティングの手法にたどりついた。これにより従来は、顧客の反応を探りながら商品を開発する、という「受け身」のマーケティングしか行い得なかった、シーズ(技術)ベースのマーケティングにおいて、客観的な情報に基づいて有望顧客を探し出し、事前調査を踏まえて最初からベストな提案を持ち込むという、高効率な「攻め」のマーケティングを実施することが可能となる。
 ぜひこの手法を、新しい技術・新しい商品の企画・マーケティング・販売のすべてのステージで活用いただきたい。また本手法は、既存商品の新しい用途・顧客探索でもすでに実績があり、そのあたりも実例を挙げて紹介する。

【プログラム】
1.技術系商品におけるマーケティングの課題
  1-1.技術・事業にまつわる課題〜技術と営業のギャップ

  1-2.従来のマーケティングの効果と限界〜技術・事業における問題

  1-3.客観的情報源としての特許の効果〜ヒアリング・コンタクト前にすべきこと

  1-4.ナノインプリント技術におけるマーケティング事例
    ・従来のマーケティング手法による失敗例〜展示会やヒアリングだけではわからないこと
    ・特許情報を活用した成功事例〜事前にここまでわかる〜さらに話が進む

2.特許情報を活用した技術マーケティング事例と市場分析の実演
  2-1.ある技術を必要としている企業を探す〜潜在顧客の発掘、新規開拓の有力情報

  2-2.ある技術にすでに取り組んでいる企業を分析する
    〜顧客か競合か協業か、顧客の精査

  2-3.顧客企業における研究課題、具体的なテーマを知る
    〜顧客のニーズを知り、具体的な提案に結びつける

  2-4.顧客企業における研究担当者を知る〜コンタクト先担当者氏名の抽出

  2-5.キーマンを知る〜商談の流れをつかむ

  2-6.顧客担当者の研究内容、背景を知る
    〜展示会コンタクト顧客のフィルタリング、情報収集・興味本位か?本格検討しているのか?

  2-7.特許検索・分析ツールの事例、実演〜明日から実践、新規顧客開拓!

【質疑応答・名刺交換・個別相談】