実用的なぬれ性のメカニズムと測定・制御技術

液滴および気泡の基本的性質を述べるとともに、利用する上でのポイントを述べる。また、各種トラブルへの対応についても述べる。日頃の現場における技術相談も可!

〜翌日からすぐに使える〜

実用的なぬれ性のメカニズムと測定・制御技術

主催:R&D支援センター

日時:2012年4月27日(金) 12:30〜16:30

【講座の趣旨、ポイント】
 微小液滴および気泡の特性は、工業上も幅広く利用されている。しかし、制御しにくく特性を管理しにくい印象がある。本セミナーでは、これらの液滴および気泡の 基本的性質を述べるとともに、利用する上でのポイントを述べる。また、各種トラブルへの対応についても述べる。翌日からすぐに使える技術を紹介する。日頃のトラブルに対する技術相談も可能です。

【プログラム】
1.ぬれの基礎理論(液滴と気泡の‘挙動’を管理する)
  ・接触角(測定ノウハウ)
  ・Youngの式(ぬれの基本式)
  ・Wenzelの式(表面粗さ)
  ・Cassieの式(複合基板)
  ・Nuemannの式(時間変化)
  ・液滴群の性質(曇りメカニズム)
  ・微小気泡の性質(内圧と溶解)
  ・表面エネルギー解析(ぬれエネルギー、拡張係数)
2.ぬれトラブル(原因を見極め対策を講じる)
  ・ピンホール(拡張係数で解決する)
  ・液体内流動(乾燥による温度差)
  ・粘性指状(VF)変形(Saffmannモデル)
  ・ウォータマーク(ピンニングと対流)
  ・乾燥むら(ベナードセル)
3.実プロセスでの挙動(液滴と気泡の‘くせ’を理解する)
  ・インクジェット技術(プリント紙へのぬれ性)
  ・タッチパネル(動的ぬれ性制御)
  ・アンダーフィル(ギャップ内充填技術)
  ・微小気泡のピンニング(気泡の付着メカニズム)
  ・ナノバブルの付着解析(AFM解析技術)
  ・はんだペースト内の微小気泡(気泡発生制御)
4.日頃のトラブル相談(個別に応じます。)

(質疑応答・名刺交換)