技術系社員のための顧客価値創造マーケティング力向上実践講座【大阪開催】

経営環境が厳しさを増すBtoBビジネス企業において、具体的な「顧客価値創造」の商品開発やビジネス展開を進めるための実践的なマーケティングセミナー!

技術系社員のための顧客価値創造マーケティング力向上実践講座

注目の「コトづくり」の考え方とエスノグラフィ(行動観察法)を応用し、顧客の「潜在ニーズ」を把握して、売れる商品を提案!

主催:R&D支援センター

日時:2012年7月9日(月) 10:30〜17:30

【受講対象】
 ものづくり企業(BtoB市場・生産財・産業財・公共財・その他情報産業・サービス産業)の企画・開発・製造・営業・部門の社員(若手〜中堅〜管理者〜経営者)、特に技術系社員と営業系社員

【講座のポイント】
 本セミナーは、一般的な販促や営業力強化のためのマーケティングセミナーではありません。経営環境が厳しさを増すBtoBビジネス企業において、具体的な「顧客価値創造」の商品開発やビジネス展開を進めるための実践的なマーケティングセミナーです。

 東日本大震災やタイの洪水などの異常事態でのサプライチェーンやBCP(事業継続計画)面での顧客要求、および安全・安心社会の構築面での潜在的な顧客要求が表面化しています。直近の経済産業省「ものづくり白書」では、グローバル市場での競争力化強化のために、日本の技術的優位性を付加価値に結び付ける「稼ぐものづくり」の実現の重要性を指摘しています。また、経済同友会は、顧客が真に求めている顧客価値を提供する「コトづくり」の推進を提言しています。そのために、顧客の顕在ニーズ対応では、顧客満足も得られないし、新興国のライバルにも勝てません。顧客も気づいてない「潜在ニーズ」を的確に把握し、そこから顧客が本当に求めている価値つまり「顧客価値」を発想し、提案する「顧客価値創造マーケティング力」の向上が不可欠なのです。

 本セミナーでは、企画開発段階でのマーケティング力強化策として下記ポイントを解説します。

  ・本当に顧客が得たいのは、モノではなく、「顧客価値」であり、ライバルと差異化するのも「顧客価値」である。
  ・自社の強みや商品のPRで訴えるのは、商品の特徴ではなく、「顧客価値」である。
  ・安全安心志向の社会動向や顧客の経営戦略から「潜在ニーズ」を把握する。
  ・エスノグラフィ(行動観察法)を使って、提供したものが「するコト」を観察して、顧客の「潜在ニーズ」を把握する。
  ・注目のビッグデータを活用・分析して、顧客の「潜在ニーズ」を把握する。
  ・これらの顧客の「潜在ニーズ」から、提案・提供すべき「顧客価値」のアイディアを抽出し、商品化を進める。

 これらの点について、多くの事例で解説し、演習を通して、習得して頂きます。

【プログラム】
1.グローバル経営でのマーケティング力強化の目的
  ・グローバル市場での競争における課題
  ・企業経営理念とマーケティングの関係
  ・源流(企画・開発段階)マーケティングの重要性
  ・顧客価値創造経営の基本的考え方
  【自分、自社のビジネスをマーケティング的に認識する演習】
2.商品・事業別に「本当の顧客はだれか」を考える
  ・顧客とは? 顕在顧客と潜在顧客、顧客の顧客も考える
  【具体的商品で「顧客は誰か」を考える演習】
3.「本当に顧客が得たいものは何か」を考える
  ・ニーズとは?ニーズの構造、ニーズ発生のメカニズム
  ・多様化する社会動向から潜在ニーズを把握する
  ・顧客の経営戦略から潜在ニーズを把握する
  【顧客の経営戦略から、新ビジネスを考える演習】
4.顧客に提供する「コト」、ライバルと差異化する「コト」を考える
  ・提供したものの「するコト」の観察、前後工程の「するコト」から「潜在ニーズ」と「顧客価値」を考える。
  ・顧客に提供するのは「モノ」ではなく、「コト価値=顧客価値」である
  ・ライバルと差異化するのは、「コト価値=顧客価値」である
  ・色々な商品・ビジネスにおける「コト価値=顧客価値」の事例
  【プロセスシートを使った「コト価値=顧客価値」を考える演習】
5.マーケティング力で顧客が喜ぶ新商品・新ビジネスを考える
  ・潜在ニーズから効果的に新商品・新ビジネスのアイディアを出す方法
  【プロセスシートを使ったアイディアを出す演習】
6.本当の市場と自社のポジションを見極めて、効果的に価値を訴える
  ・市場のセグメンテーションと勝てるターゲティング
  ・BtoB市場での情報収集の方法
  ・会社の強み・商品の特徴(顧客価値)のPRのしかた【事例紹介】
7.戦略的・組織的な顧客志向活動(マーケティング活動)の方法
  ・マーケティング志向の事業戦略の構築方法
  ・効果的な顧客価値創造のプロセス
8.まとめと質疑応答
  【自分、自社のビジネスをマーケティング的に再認識する演習】

(質疑応答・名刺交換・個別相談)