塗装・コーティングの必須基礎知識と付着性試験・不良対策【大阪開催】

コーティング作業には、なぜトラブルが発生するのか?まずコーティング技術の極意を身につけて、コーティング膜(塗膜)に必要な付着性能の考え方、付着性能の評価法を整理しよう!

塗装・コーティングの必須基礎知識と付着性試験・不良対策

主催:R&D支援センター

日時:2012年7月11日(水) 10:30〜16:30

【講師の言葉】
 本セミナーは、塗装の実務者はもとより、液晶ディスプレイやプリント基板・小型電子部品等へのコーティング技術を模索されている方々、あるいは建築設計者、グラフィック、プロダクトデザイナーの方々を対象にして、次のことを意図して開催します。

  (1)コーティング技術の極意を身につけよう
  (2)コーティングに必要な材料のポイントとサイエンスを整理しよう
  (3)コーティング膜(塗膜)に必要な付着性能の考え方を理解しよう
  (4)コーティング膜(塗膜)の付着性能の評価法を整理しよう
  (5)コーティング作業には、なぜトラブルが発生するのかを考えよう

 以上の項目について、実例をあげて解説します。その中から、各ケースに応じたコーティング技術の極意何かしら掴んで頂ければ幸いです。奮ってご参加ください。

【プログラム】
第1部 コーティングに必要な基礎知識   
  1.1 塗料・コーティング材料のKey point
  1.2 塗装・コーティング方法
   (1)液膜転写法
   (2)噴霧法
  1.3 塗膜・コーティング膜の強さを科学する
   1.3.1 塗膜性能評価の基礎
    (1)粘弾性入門
    (2)時間−温度の換算則
   1.3.2 粘弾性と関連するクレームの事例解説−洗車機での塗膜の傷つき
  1.3.3 鉛筆引っかき試験値を科学する
第2部 乾燥過程と付着性評価
  2.1 表面張力の評価
  2.2 乾燥過程で表面張力が関与する現象とその評価
  2.3 付着性の理論
  2.4 付着性試験法
  2.5 内部応力の評価法
第3部 塗装の憲法
  3.1 《第1条》塗装できる環境を整えるべし
  3.2 《第2条》塗装の段取り(3つの要件)をするべし
  3.3 《第3条》塗装系の原則を守るべし
  3.4 《第4条》塗装工程を確立するべし
  3.5 《第5条》塗りの基本を守るべし
第4章 トラブルから学ぶ塗装・コーティング技術の極意
  4.1 プラスチック素材が関与する現象
   (1) クレージングクラックを防ぐシンナー組成
   (2) ヘルメットのノッチ割れを防ぐには
   (3) 携帯電話筐体の塗装系
4.2 付着性が関与する現象
   (1) 内部応力によるはく離事件
   (2) 塗り間隔と層間付着性
   (3) 耐水性を向上させる塗料配合
   (4) 水が関与する白化現象

(質疑応答・名刺交換・個別相談)