中国工場での品質保証と従業員教育

工場の改善は現地の担当者だけに無く、支えになる日本工場の人や、管理などの間接部門の人々がそれを理解しているかが鍵になります。中国工場に関係する方、特に品質保証部や製造部・製造技術部を担当する方は必聴です!

中国工場での品質保証と従業員教育

〜海外工場での品質保証重点ポイントを解説〜

主催:R&D支援センター

日時:2012年8月24日(金) 10:30〜16:30

【講座のポイント】
 中国での常識について、国家レベル・企業レベル・個人レベルについて重要と思われることだけをお話し、その上に立って海外工場の品質保証の私の考え方を述べ、その具体的重点ポイントをお示しします。そして、最後はそこに働く人間の力・チームワークがすべてを決めますので、日中間の文化の違いや従業員教育について経験を述べたいと思います。

【受講対象者・レベル】
 これから、中国工場に関係する方、特に品質保証部や製造部・製造技術部を担当する方に参考になると思います。また、既に中国工場を運営する方にも、一例ではありますが。他社の違う経験は自社のやり方への自信や反省になると思います。MQリサーチの考えは「同じ課題について 組織の上の人も、中間の人も一緒に考えないと改善につながらない」と思っておりますので、中国工場・品質保証・生産に関係しているに全ての皆さんに聞いていただければ、参考になるのではと思っております。

【プログラム】
第1章 中国についての常識
【A】国家レベルのこと
  1-1 歴 史 
  1-2 反日親日
  1-3 情報統制
  1-4 貿 易
【B】企業レベルのこと
  1-5 GDP
  1-6 人民元
  1-7 資源と電力
【C】人民レベルのこと
  1-8 言語と民族
  1-9 一人っ子・人口
  1-10 農民工・工会・共産党
  1-11 賃金上昇
第2章 中国工場の品質保証
【A】私の基本的な考え
【B】品質保証体制の基本
  2-1 品質保証部の役割
  2-2 製造技術部の役割
  2-3 製造部の役割
【C】プロセスの面からの改善
  2-4 品質を作り込む
  2-5 品質ループの長さを短く
  2-6 Workcell方式
【D】人間的な面からの改善
  2-7 まず現状を知らしめる
  2-8 やる気を出させる方法
  2-9 仲間つくりのための工夫
  2-10 マネージャーの力
第3章 従業員教育
【A】 赴任者の心構え
  3-1 現場の管理者に求められる能力
  3-2 管理者の倫理性
【B】 言葉の壁
  3-3 言葉の壁を乗り越える
  3-4 有能な通訳を雇う
【C】 文化の相違点
  3-5 言葉は文化と切り離せない
  3-6 日本文化との相違点
  3-7 中国文化は欧米文化に近い
  3-8 公・忠・孝の考え方
  3-9 感謝と謝罪の文化差
  3-10 中国人の新しい中間層
  3-11 解放経済に生まれた若い層の思想
【D】従業員教育
  3-12 私の推奨するマネジメント構造
  3-13 組織を使い分ける
  3-14 誤解を防ぐ「見える管理」
  3-15 部下に作業より仕事を
  3-16 チームワーク(一体感と人間味)
  3-17 雇用の時の注意点
  3-18 基本は5S

【質疑応答・名刺交換】