微小ビーズ対応ミルによる微粒子の微粉砕・分散技術と条件最適化および凝集制御【大阪開催】

ナノ粒子分散機における、機械の原理、分散メカニズム、また最新のナノ粒子分散実施例を解説!ナノ分散技術における課題と解決の手がかりを詳細解説!

微小ビーズ対応ミルによる微粒子の微粉砕・分散技術と条件最適化および凝集制御

主催:R&D支援センター

日時:2012年9月12日(水) 12:30〜16:30

【講座のポイント】
 電子材料を始め多くの機能性材料分野でサブミクロン、ナノレベルの微粒子が使用されているが、これらを最も効率的に生産する装置は微小ビーズ対応ミルである。しかし、このビーズミルの操作条件、分散原理を十分理解してないと、良い機能性材料を作製することは難しい。本講座では、上記課題に対応できるよう、微小ビーズ対応ミルにおける、機械の原理、分散メカニズム、また最新の粒子微粉砕例、ナノ粒子分散実施例を示す。

【受講対象者・レベル】
 サブミクロン、ナノレベルの微粒化技術に初めて携わる初心者から、現在、微粒子の用途開発に携わる研究者、現場で実機レベルでの生産を計画している技術者。

【プログラム】
1.ビーズミルの開発の歴史と最近の動向 
  1-1 歴史
  1-2 分類と特徴
  1-3 種類とおもなメーカー一覧
  1-4 媒体撹拌ミル以外の分散機
  1-5 当社粒子分散機について
   ・導入技術
   ・微粉砕機の開発
   ・微小ビーズ対応ミルの開発
   ・マーケット
   ・粉砕・分散技術にたいする評価
   ・受賞内容
  1-6 最近の微粉砕機、分散機  
2.微小ビーズ対応ミルの粉砕・分散原理
  2-1 サブミクロン、ナノレベルの微粒化の必要性
  2-2 微粒子の製造方法
  2-3 微粉砕・分散原理
3.微小ビーズ対応ミルにおける機械的な条件
  3-1 ビーズの分離方式
   ・従来機との分離方式比較
   ・分離性能
  3-2 ビーズ径、材質の選定方法
  3-3 機械的な条件設定
   ・分散機構成材質
   ・軸封(メカニカルシール)
  3-4 熱収支
  3-5 運転方式
   ・パス、循環
  3-6 スケールアップについて
   ・スケールアップの注意点
   ・スケールアップ方法
  3-7 コンタミについて
   ・原料スラリーの影響
   ・ビーズ径の影響
  3-8 分散エネルギーについて
4.微粉砕・分散実施例 
  4-1 サブミクロンまでの微粉砕・分散
  4-2 ナノレベルまでの分散
   ①酸化チタンにおける分散条件による分散性能への影響
    ・ビーズ径、ローター周速の影響   :到達粒子径、分散速度
   ②その他の分散例
    ・水系、溶媒系分散 :アルミナ、シリカ有機顔料、フタロシアニンブルー、チタン酸バリュウ
    ・モノマー系分散   :ナノスラリー(酸化チタン、シリカ)、コンポジット化
5.微小ビーズ対応ミルの将来
  5-1 市場の広がり
  5-2 機械的な性能アップ
【質疑応答・名刺交換・個別相談】