海外化学物質規制の最新動向

日米欧中アジアの主要な化学物質規制法と、製品含有化学物質規制法について、化学物質規制の全体像を把握できるように解説!

海外化学物質規制の最新動向 〜本質の理解と論点整理、そして企業対応のために〜

主催:R&D支援センター

日時:2012年10月23日(火) 10:30〜16:30

【受講対象】
・海外法規制対応部署の管理者及び担当者
・新たに化学物質規制担当に就任した方

【予備知識】
RoHS指令やREACH規則などの海外規制法の名称と概要の知識

【修得知識】
・日米欧アジア諸国の主要化学物質規制法の概要と動向

【講座の趣旨】
 日米欧中アジアの主要な化学物質規制法と、製品含有化学物質規制法について、広く化学物質規制の全体像を把握したい方に向け企画いたしました。
 EU REACH規則のSVHC(Candidate List収載物質)も84物質となり、近々には135物質になると言われています。EU RoHS(II)もFAQが出て対応に拍車がかかり、中国RoHS(II)案、実施規則の認定機関と検査機関の公表そしてEU WEEE(II)の公布と、目まぐるしく規制内容は変化しています。
 国内外の化学物質規制法の本質と最近の動向から論点を整理し、企業対応やサプライヤマネジメント対応にも言及します。
 ポイントを絞って解説しますので、時間のない方にもお勧めです。


【プログラム】
1.化学物質規制の潮流
  1-1.世界の規制法の本質
  1-2.ハザード管理とリスク管理
  1-3.企業対応の基本対応

2.化学物質規制法の本質と論点
  2-1.登録に関連する義務
    2-1-1.対象となる化学物質の定義
    2-1-2.REACH規則の登録義務
    2-1-3.中国:新化学物質管理弁法の義務
    2-1-4.韓国:化学物質の登録及び評価に関する法律
    2-1-5.日本:化審法
    2-1-6.米国:改正TSCA案とIUR/CDR
    2-1-7.その他
  2-2.分類とラベル表示に関する義務
    2-2-1.国連GHSの概要
    2-2-2.EU:CLP規則
    2-2-3.日本:JIS Z 7253(2012)
    2-2-4.中国:GB13690
    2-2-5.その他の国
  2-3.制限に関する義務
    2-3-1.EU: REACH規則の認可と制限の義務
    2-3-2.中国:危険化学品安全管理条例
    2-3-3.韓国:有害化学物質管理法
    2-3-4.日本:化審法、毒劇法、消防法
  2-4.情報伝達に関する義務
    2-4-1.国連GHSによるSDS
    2-4-2.国連輸送マーク
    2-4-3.JIS Z 7251/7253/7201による(M)SDS
    2-4-4.REACH規則による成形品の義務

3.製品含有化学物質規制法の本質と論点
  3-1.RoHS法の基本要求事項と論点
    3-1-1.EU RoHS(II)の義務とFAQの解釈
    3-1-2.中国RoHS(II)の義務と実施規則の解釈
    3-1-3.アジアのRoHS法の義務とEU RoHS指令との差異
    3-1-4.アメリカのRoHS法の動向
  3-2.順法表示の義務
    3-2-1.CEマーキングの義務と希釈
    3-2-2.中国 RoHSマークの義務
  3-3.測定法
    3-3-1.IEC62321の測定法の概要
    3-3-2.自発的認証制度実施規則とGB/T26125の測定法
    3-3-3.REACHとRoHSの測定の違い
    3-3-4.測定の不確かさ

4.企業対応
  4-1.化学物質管理システムの要求
  4-2.自社及びサプライチェーン管理の要点

【質疑応答・名刺交換・個別相談】