効率的な真因追求のための「なぜなぜ分析」の進め方
分析スキルの高い人達が多く集まる組織は必ず発展していく!「なぜなぜ分析手法」を使って、愚直に分析ができる「分析スキルの高い人材」を育成する!
効率的な真因追求のための「なぜなぜ分析」の進め方 〜演習付き〜
主催:R&D支援センター
日時:2012年11月20日(火) 10:00〜17:00
【講座のポイント】
クレーム、工程内不良、チョコ停、故障などの多くの技術的な問題、あるいは「不良が減らない」「人が育たない」「利益が出ない」と言ったソフト的な問題がなかなか解決しない理由は、それらの問題の「真因」を正しくつかむことができていないことが原因と推察されます。
ではなぜ真因を正しくつかむことができないのであろうか。それは「分析」の進め方に問題のある場合が多いと言えます。すなわち“○○であろうから、××という対策をする”といった、頭の中で原因を推定する行動からなかなか脱却できないでいるからです。
昔から分析の基本は、“頭で考えるのではなく、眼で考える”と言われております。そのことが、経済の発展に伴う合理主義社会において疎かになっていると推察します。どんな課題でも、分析には「愚直さ」が要求されます。愚直に正しく分析がなされれば「真因」は向こうから見えてくるものと考えていただきたい。逆に言えば「見えるまで見る」という行動に執着することがポイントです。
当セミナーは「なぜなぜ分析手法」を使って、愚直に分析ができる「分析スキルの高い人材」の育成をねらいとしております。
「分析スキル」は文化です。分析スキルの高い人達が多く集まる組織は必ず発展すると確信していますので、そのための一助になればと考えてこのセミナーを企画しました。
【受講対象者】
特に問いません。事例は出席者の業種・職種に合わせます。
【プログラム】
第1章 分析の基本と基本的な分析手法
1.分析の基本(10:00〜)
1.1 「見える化」の重要性について
1.1.1 「見える化」のための工夫と努力
1.1.2 加工点と作用点の絵
1.2 「QCセンス」の重要性について
1.2.1 「QCセンス」の醸成
1.2.2 身につけたい「QCセンス」
2.基本的な分析手法(10:30〜)
2.1 「原因」追求のための基本的なQC手法
2.1.1 特性要因図の使い方
2.1.2 系統図法の使い方
第2章 効率的な真因追求のための「なぜなぜ分析」の進め方【技術的問題編】
1.なぜなぜ分析手法(10:50〜)
1.1 「なぜなぜ分析手法」とは
1.1.1 「メカニズム分析」の進め方
1.1.2 メカニズムの絞り方
1.1.3 検証しながら前に進む消去法
1.1.4 「なぜなぜ分析」シートの活用方法
2.構造認識(11:20〜)
2.1 構造を知らずしてメカニズムを語るなかれ
3.原理・原則からの追求(11:30〜)
3.1 原理・原則とは
3.1.1 原理・原則から攻める「なぜなぜ分析」の進め方
第3章 効率的な真因追求のための「なぜなぜ分析」の進め方【ソフト課題編】
1.分析の基本(13:00〜)
1.1 新たなQC手法
1.1.1 「KJ法」の使い方
1.1.2 「連関図法」の使い方
2.事実の「見える化」(13:20〜)
2.1 事実データの収集と「理屈」の設定
2.1.1 事実データの収集
2.1.2 理屈
3.「なぜなぜ分析」に基づく効率的な真因追求の進め方(13:30〜)
3.1 課題3要素
3.1.1 「連関図法」の活用による真因追求の進め方
4.見えない部分の「見える化」(14:20〜)
4.1 「めざす姿」とのギャップを課題と捉える進め方
※総合質疑応答(〜17:00)
※休憩は適宜入れます。
【質疑応答・名刺交換・個別相談】