技術者・研究者のためのパテントマップの作成と活用

技術者・研究者が自らパテントマップを作成できるようになるために、まず基本的な読み方と利用にあたっての留意点を説明し、企業等の利用目的に沿ったオリジナルのパテントマップを作成するために必要な作成手順と解析・評価方法等を解説していく!

技術者・研究者のためのパテントマップの作成と活用

主催:R&D支援センター

日時:2012年11月21日(水) 10:30〜16:30

【講座のポイント】
 パテントマップの作成・活用は、多くの企業等で行われているが、その利用性については必ずしも満足できないとするものも少なくない。

 この背景として、特許文献に用意されている書誌情報の範囲を超えることができない場合や、権利情報でもある特許情報の特質を理解しないままで分析・作成されていることを指摘するものもあるが、技術者や研究者のニーズや知識が生かされた分析が行われていないことにもよる。

 本講習会では、技術者・研究者が自ら基本的なパテントマップを作成できるようにするために、読み方と利用にあたっての留意点を説明するとともに、技術者・研究者自身が企業等の利用目的に沿ったオリジナルのパテントマップを作成するために必要な作成手順と、解析・評価方法等について説明する。

【プログラム】
1.パテントマップとは何か
  1-1 パテントマップの誕生
  1-2 パテントマップは何のために利用されるか
2.パテントマップを読む
  2-1 パテントマップの類型
  2-2 主なパテントマップの読み方と留意点
   2-2-1 時系列マップ
   2-2-2 技術成熟度マップ
   2-2-3 マトリクスマップと要旨リスト
   2-2-4 技術発展図
   2-2-5 サイテーションマップ
   2-2-6 その他のパテントマップ
3.オリジナルのパテントマップを作る
  3-1 一般的作業フロー
  3-2 特許情報を収集する
   3-2-1 情報の「漏れ」と「ノイズ」がないことがパテントマップの有効性を決める
   3-2-2 特許分類で技術を特定する
   3-2-3 漏れた特許情報を補完する
   3-2-4 ノイズを排除する
  3-3 インデキシングを付加する
   3-3-1 なぜインデキシングが必要となるか
   3-3-2 オリジナルインデキシングに用いる要素
   3-3-3 技術者・研究者が陥りやすい罠
   3-3-4 サンプル解析による分類化
   3-3-5 抽出した要素を体系化する
  3-4 マッピングと総合分析
   3-4-1 新たな発見は試行錯誤によりもたらされる
   3-4-2 特許出願の集中は何を意味するか
   3-4-3 重要特許を抽出する
   3-4-4 サイテーション情報の特徴
   3-4-5 経過情報、ファミリー情報を活用する
   3-4-6 利用目的との整合性を確認する
4.まとめ

(質疑応答・名刺交換)