クリーンルーム/クリーンエリアのわかりやすい維持・管理・改善 セ
セミナータイトル
クリーンルーム/クリーンエリアのわかりやすい維持・管理・改善
主催:R&D支援センター
日時:平成21年10月8日(木)10:30-16:30
≪講座趣旨≫
クリーン化の業務に携わっている方々を対象に,クリーンルームやクリーンエリアを適正に維持・管理し,そして必要に応じてどのように改善すべきか,経験と実績に基づいた重要なポイントを説明します。さらに,汚染の実態を目で見ていただき,”正しい危機感”を持っていただくようにします。
内容は大きく,
・清浄度の正しい認識と,塵埃の性質・挙動
・クリーン環境内の作業員管理と教育
・さらなる清浄化への対策指針
の順で,動画・図表・写真の具体例を示しながら,わかりやすく進めます。また,清掃,関連規格の動向,各種参考文献についても触れます。
※専門用語は進行に伴い随時説明します
≪プログラム≫
1.クリーンルーム/クリーンエリアを再認識する
・清浄度を実感する
・よく使用される清浄度クラス
・ISO清浄度クラス
2.塵埃の性質・挙動
2-1 気流との関係,拡散範囲
・空気中での微小粒子の移動
・塵埃拡散範囲(汚染範囲)
2-2 物からの発塵
・衣類の摺動による発塵
・製造装置内の稼働機構からの発塵
3.クリーン環境内の作業員管理と教育
3-1 大原則
3-2 クリーンスーツ着衣人体からの発塵機構
・袖口,手袋からの発塵
・スーツ内の圧力変動
・スーツを通しての発塵
・腕振り・足踏みによる発塵状況・拡散範囲
3-3 人の位置取り・適正な動作について
・人の動作・位置について
・作業者の認識,規律と行動
・教育・訓練項目・訓練方法
3-4 クリーンスーツの選定,洗濯頻度
・選定の要件・方法
・フィルタ効率と発塵量
・劣化と洗濯頻度
3-5 クリーン手袋の扱い
・クリーン手袋は上か下か?
3-6 エアシャワーの効果のほどは?
4.さらなる清浄化への指針(対策)
4-1 微小塵埃/ミスト/気流を見える化 → そして対策へ
・まず対象を捉える(測定の実際)
4-2 普遍的な対策コンセプト
4-3 除去/抑制の手順と考え方
・汚染機構の解明
・模擬作業による汚染状況の把握
・より良いクリーン環境のために
4-4 改善事例に学ぶ → 歩留まり改善へ
・気流の流線の改善
・滞留の解消
・テーブル仕様の影響
5.クリーンルームの清掃
5-1 清掃の種類
・種類と方法
・市販ワイパーの例
5-2 各部位の清掃方法・頻度
・特定表面の清掃
・製造装置のクリーニング
5-3 表面清浄化のコンセプト・対象範囲
6.クリーンルームの国内外関連規格の最新動向
・各種規格の動向・相関
・ISO14644・14698規格,JIS規格,JACA指針
【質疑応答・個別質問・名刺交換】