高分子における熱伝導の理論と高熱伝導化技術 セミナー

セミナータイトル
高分子における熱伝導の理論と高熱伝導化技術

主催:R&D支援センター

日時:平成21年10月7日(水)10:30〜16:30

≪講座趣旨≫
熱伝導理論を基礎から詳述し、高分子における熱伝導の特徴を解説する。次いで、高分子において高熱伝導を達成するには、どのようなアプローチが必要かを述べる。最後に、高分子の高熱伝導の達成限界を理論的に詳述し、高分子の高熱伝導化の実例について説明する。

キーワード:ポリマー、プラスチック、樹脂、熱伝導率、研修、セミナー

≪プログラム≫
1.熱伝導の基礎
 1-1 熱伝導率の定義(Fourierの法則)
 1-2 熱伝導率と物質定数との関係(Debyeの式)
 1-3 電子による熱伝導とフォノンによる熱伝導
  1-3-1 様々の物質の熱伝導率
 1-4 熱伝導率を決める因子、比熱、粒子速度、平均自由行程
 1-5 平均自由行程を決める因子、静的散乱と動的散乱
  1-5-1 静的散乱
  1-5-2 動的散乱、Umklap過程
  1-5-3 振動の非調和性とフォノンフォノン散乱
 1-5 電子による熱伝導、Wiedemann-Franzの法則
2.高分子の熱伝導
 2-1 高分子の熱伝導の特徴
 2-2 高分子の高次構造と熱伝導率
  2-2-1 結晶性と熱電導率
  2-2-2 分子配向と熱伝導率
3.高熱伝導高分子
 3-1 高分子の高熱伝導化のメカニズム
  3-1-1 絶縁性と高熱伝導の両立
  3-1-2 動的散乱および静的散乱の抑制
 3-2 高分子結晶の熱電導理論
 3-3 高配向高分子
 3-4 高弾性高分子
 3-5 液晶性高分子

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