可視光型光触媒における最新技術トレンド

さまざまな用途に使用できる可視光応答型光触媒の特性とそれを用いたさまざまな応用について解説!

可視光型光触媒における最新技術トレンド

主催:R&D支援センター
日時:平成21年12月17日(木) 10:00-16:15

第1部 繊維やプラスチックに使用可能な可視光応答型光触媒とその応用

≪講座趣旨≫
さまざまな用途に使用できる低コストで実用的な可視光応答型光触媒の特性とそれを用いたさまざまな応用について習得できる。

≪プログラム≫
1.可視光応答型光触媒の種類と特性
2.繊維やプラスチックへの光触媒の適用
3.新型光触媒の特性
4.プラスチックスの劣化抑制効果
5.抗菌効果
6.NOx除去効果
7.繊維製品への応用
8.室内・車内の空気浄化への応用
9.農業への応用
10.洗浄への応用
11.水処理への応用(ヘドロの分解、アオコの除去等)
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第2部 高感度光触媒材料の開発

≪講座趣旨≫
昭和タイタニウムにて製造している光触媒用酸化チタンの特長 NEDO「循環社会構築型光触媒産業創成プロジェクト」にて開発中の高感度光触媒材料の紹介

≪プログラム≫
1.昭和タイタニウムにて製造している光触媒用酸化チタンの特長
  1-1 気相法酸化チタン
  1-2 部分被覆酸化チタン
    1-2-1アパタイト修飾酸化チタン
    1-2-2 シリカ修飾酸化チタン
  1-3 ブルッカイト型酸化チタン

2.NEDO「循環社会構築型光触媒産業創成プロジェクト」にて開発中の高感度光触媒材料の紹介
  2-1 可視光応答型光触媒 Cu/WO3
  2-2 可視光応答型光触媒 金属修飾TiO2
  2-3 紫外光型光触媒  十面体酸化チタン微粒子
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第3部 可視光応答型酸化チタン光触媒の開発と応用

≪講座趣旨≫
酸化チタンに負イオンをドーピングすることによりその電子状態を変化させるコンセプトで、可視光応答型酸化チタン光触媒を実現した。特に窒素ドープ酸化チタンが、高い性能と安定性を両立した可視光型触媒となることを明らかにした。この光触媒は可視光のみの光環境でも、悪臭ガス分解などの光触媒反応を呈する。さらにはこの触媒の表面にPt,Fe,Cuなどの助触媒を添加させた、より高い光触媒反応速度をもつ可視光応答型光触媒を開発した。

≪プログラム≫
1.酸化チタン光触媒の機能
2.酸化チタンへの負イオンドープによる電子状態の制御
3.窒素ドープによる酸化チタンの可視光応答化
4.可視光照射下における各種VOCガスの分解特性
5.ガス分解過程における反応中間体
6.ガス分解反応機構
7.可視光応答型光触媒の応用展開

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第4部 可視光応答型光触媒を中心とした光触媒部材の開発と用途展開

≪講座趣旨≫
現在、産学が可視光型光触媒の研究開発を進めているが、これら材料を応用して光触媒部材を開発する立場において、現状の可視光型光触媒の実力と課題、今後の期待を客観的に述べる。

≪プログラム≫
1.光触媒の特徴と用途展開
2.光触媒部材開発における注意点
3.可視光応答型光触媒の種類
4.可視光応答型光触媒のVOC除去性能
5.可視光応答型光触媒の課題
6.可視光応答型光触媒の今後の期待