レオロジーなんかこわくない!数式のないレオロジー入門

講義を通してレオロジーや静的粘弾性測定について理解し、流動曲線・応力緩和・クリープの解析の演習を通じて、レオロジーを本当に使える道具にするための講座!

レオロジーなんかこわくない!数式のないレオロジー入門

主催:R&D支援センター
日時:平成21年12月17日(木) 10:30-16:30、18日(金) 10:30-16:30

≪講座趣旨≫
レオロジーは「数式が多い」「データはとったがどう見たらいいのか解らない」など, 敷居が高いというイメージがあります。 本講座を受講すると敷居が低くなり,さあ明日から取り組んでみようと思えるはずです。 講義だけにとどまらず実際のデータを描いたり,解析したりすることで, レオロジーを本当に使える道具にするための講座です。

≪プログラム≫
1日目 10:30-16:30

1.レオロジーとは?
    1.1 レオロジーの目的
    1.2 時間温度換算則
    1.3 剪断と引っ張り
    1.4 ニュートンの法則とフックの法則
    1.5 MaxwellとVoigt

2.静的粘弾性測定
    2.1 定常流動測定
    2.2 流動曲線(ハーシャルバークレーとキャッソン)
    2.3 チクソトロピー測定
    2.4 引っ張り試験
    2.5 応力緩和測定
    2.6 クリープ測定

3.演習(1)
    3.1 流動曲線を描いて解析しよう
    3.2 応力緩和を解析しよう
    3.3 クリープを解析しよう

[質問を皆で考えよう]1日目終了

注:1日目終了後 講師と軽い懇親会をしませんか?(上田)
(自由参加ですので、ふるってご参加ください)

2日目 10:30-16:30

4.動的粘弾性測定
    5.1 動的測定の解析をしてみよう
    5.2 活性化エネルギーを計算しよう
    5.3 マスターカーブを描いてみよう

5.演習(2)
    6.1 塗料のたれとレベリング
    6.2 硬化過程と内部応力
    6.3 チッピング性と活性化エネルギー
    6.4 擦り傷性と弾性回復率
    6.5 塗膜の粘弾性カルテ
    6.6 剥離現象と合成波
    6.7 マヨネーズの降伏値
    6.8 澱粉の熱変性
    6.9 パンの膨張と法線力

6.実用レオロジー測定
    6.1 塗料のたれとレベリング
    6.2 硬化過程と内部応力
    6.3 チッピング性と活性化エネルギー
    6.4 擦り傷性と弾性回復率
    6.5 塗膜の粘弾性カルテ
    6.6 剥離現象と合成波
    6.7 マヨネーズの降伏値
    6.8 澱粉の熱変性
    6.9 パンの膨張と法線力

7.新しいレオロジー測定とその周辺
    7.1 硬化過程測定の工夫(FDOM,DSA)
    7.2 複層塗膜のTg測定(DSC)
    7.3 複層塗膜の架橋密度測定(硬度計)
    7.4 感性とレオロジー

8.レオロジストのプロになるために
    8.1 こんな場合はこんな測定を
    8.2 これだけあればあなたはレオロジスト
    8.3 測定の落とし穴
    8.4 ふるき知恵と新しい知恵
    8.5 物の見方と右脳の働き

9.おまけ
    7.1 二匹のかえる
    7.2 どうしたら魚は餌を食べるか?
    7.3 クマンバチの羽根
    7.4 天才・秀才・凡人
    7.5 有能な企業戦士

【質疑応答・名刺交換】