潜熱蓄熱の基礎と材料物性制御および今後の課題

伝熱工学的な観点から、蓄熱システムの性能向上に有効な相変化特性改善方法を解説する。さらに種々の伝熱面構造による相変化特性の変化に関する実験結果、計算結果などを基に、潜熱蓄熱における今後の課題等に言及する!

潜熱蓄熱の基礎と材料物性制御および今後の課題

主催:R&D支援センター

日時:平成22年2月16日(火) 12:30〜16:30

《講座趣旨》
現在、地球温室化ガスの排出量低減を実現するには、再生可能エネルギーの積極的活用、エネルギー有効利用,廃熱の積極的な利用が必要不可欠となっている。これらの要求に対する方策のひとつとして潜熱蓄熱システムが注目されており、盛んに利用されるようになってきた。

 そこで本講習会では、潜熱蓄熱の基礎として身近な利用例をあげながら種々の潜熱蓄熱方法を紹介し、伝熱工学的な観点から、潜熱蓄熱システムの性能向上に有効な相変化特性改善方法を解説する。さらに種々の伝熱面構造による相変化特性の変化に関する実験結果、計算結果などを基に、潜熱蓄熱における今後の課題等に言及する。

《プログラム》
1.潜熱蓄熱の基礎
  1-1 潜熱蓄熱の位置づけとその概要
  1-2 潜熱蓄熱方法の分類
  1-3 潜熱蓄熱材の種類とその特徴
  1-4 氷蓄熱
  1-5 吸着・脱着による蓄熱
2.伝熱工学から考える蓄熱特性の考察
  2-1 伝熱の基礎
  2-2 熱物性と蓄熱特性
  2-3 実験による蓄熱特性の考察
  2-4 数値計算モデルによる蓄熱特性の考察
3.潜熱蓄熱システムの具体例の紹介
  3-1 既存潜熱蓄熱システムの特徴
  3-2 これからの潜熱蓄熱システムの新展開とその問題点
(質疑応答・名刺交換)