太陽光発電高効率化実現に必要な光学の基礎知識

太陽電池(PV)開発者に必要な反射、偏光といった光学の基礎知識をわかりやすく解説した上で、太陽光発電高効率化のポイントについて説明する!

太陽光発電高効率化実現に必要な光学の基礎知識

主催:R&D支援センター

日時:平成22年2月18日(木)10:30〜16:30

≪講座趣旨≫
太陽電池による発電の高効率化実現のためには、反射や偏光などの光学の知識が必要である。太陽電池材料の屈折率は高いので、反射を抑える光学薄膜によって効率を上げることができる。また、太陽電池に入射する光をレンズ等によって集光し、その強度を高くすることによって効率が上がることも知られている。将来技術として、太陽電池のもっとも感度の高い波長で発振する太陽光励起レーザを用いることにより、その効率を飛躍的に高めることできる。

 講演においては、これらの技術を理解するために必要な光学の基礎知識をわかりやすく解説し、太陽光発電高効率化のポイントについて説明する。

≪プログラム≫
1.光学の基礎
  1-1 フェルマの原理
  1-2 屈折・反射の法則
  1-3 結像の概念
2.波動光学
  2-1 光波の振幅と強度
  2-2 波長分散
  2-3 干渉
  2-4 回折
  2-5 吸収と散乱
3.結像
  2-1 主要点
  2-2 像倍率
  2-3 絞りと瞳
  2-4 幾何光学的な結像
  2-5 波動光学的な結像
4.反射防止膜
  4-1 原理
  4-2 光学薄膜
  4-3 設計方法
5.偏光
  5-1 直線偏光と円偏光
  5-2 偏光の表現方法
  5-3 偏光デバイス
  5-4 透過率と反射率
6.太陽光励起レーザによる発電
  6-1 システム概要
  6-2 実現の可能性

【質疑応答・名刺交換】