有機系断熱材の特性・設計及び成形技術
建築分野を中心として省エネ化が進む中で、それを支える中心技術として注目される有機系断熱材の材料特性、設計技術、成形技術、技術上の課題などについて幅広く解説する!
主催:R&D支援センター
日時:平成22年2月17日(水) 12:30〜16:30
≪講座趣旨≫
建築分野を中心として省エネ化が進む中で、それを支える中心技術として断熱技術が注目されています。これらを背景として、有機系断熱材の材料特性、設計技術、成形技術、技術上の課題などについて幅広く解説したいと思います。永年この分野の研究開発を担当してきた講師の経験・実績に基づき、入門から応用までわかり易く解説していきます。
この分野に関心をお持ちの研究者、技術者、製造担当者などの関係者の方々のご参加を期待しております。また、質疑応答の時間では、現時点でお持ちの疑問点などにも応えて行きたいと考えていますので、お気軽にご相談下さい。
≪プログラム≫
1.断熱材の概要
1-1 断熱材の種類(有機系、無機系)
1-2 断熱材の需要(市場動向)
1-3 有機系断熱材の概要(成形法・性能・用途例)
2.有機系断熱材の特性・設計
2-1 熱的特性(熱伝導率、比熱、熱拡散率)
2-2 熱伝導率の試験方法(定常法、非定常法)
2-3 熱伝導率のモデル式及びその展開
2-4 熱伝導率に影響を及ぼす要因及びその制御
2-5 有機系断熱材の製品規格(JISなど)
2-6 新規製品の開発動向
3.有機断熱材の成形技術(原材料、成形法、主要性能、用途、トピックスなど)
3-1 ポリウレタン系(PUR/PIR)
3-2 押出ポリスチレン系(XPS)
3-3 ビーズ発泡ポリスチレン系(BPS)
3-4 フェノール樹脂系(PF)
3-5 ポリエチレン系(PE)
3-6 その他の断熱材
4.有機系断熱材の課題と対策
4-1 耐熱性・難燃性向上
4-2 断熱性の経時変化対策
4-3 環境対策(スクラップ対策など)
4-4 労働安全衛生対策
4-5 その他の課題と対策
【質疑応答・名刺交換】