風力発電における材料・風車開発とビジネスチャンス

複雑地形、超大型風車、洋上風車に適しているダウンウィンド風車技術、FRPの材料・成形技術、さらには事業採算性や今後の事業展望について解説する!

風力発電における材料・風車開発とビジネスチャンス

主催:R&D支援センター

日時:平成22年2月26日(金) 11:00〜16:30

第1部 風力発電の市場および技術動向と今後の展望

《プログラム》
1.概要
2.風力発電の世界の市場動向
3.風力発電の日本の市場動向
4.風力発電の技術動向
5.洋上風力発電の動向
6.風力発電の今後の展望(日本における風力発電導入拡大に向けて)
7.その他

第2部 風力発電FRP材料・成形法について

《講座趣旨》
風力発電用ブレードなど、大型複合材料成形品の材料と成形技術について、総合的に考察し、実用風車ブレードの技術選定の背景を述べる。その上で、世界の風力発電機メーカーのタービン成形技術を紹介する。また、国内で販売されている風力発電機の種類とそのメーカーの特徴を紹介する。かつ、炭素繊維複合材料が使用される条件について述べる。

《プログラム》
1.はじめに:風力発電装置が注目される背景
2.大型複合材料成形品の材料と成形技術動向
3.先進複合材料の原材料の動向
4.風力発電と強化プラスチックス
 4-1 概況
 4-2 風力発電ブレードの成形技術
  4-2-1 風力発電機の概要
  4-2-2 風力発電機のメーカー
  4-2-3 風車タービンの成形法
   (1) レジントランスファー成形(RTM
   (2) レジンインフューージョン成形(RIM)
   (3) 引き抜き成形

5.風力発電機メーカー各社の製法特徴
  LM Glasfiber(Denmark, Holland)、Vestas 社、Northern Power Systems(Waitfield,Vt.)、Bergy WindPower Co.(Norman,Okla.)、Southwest Windpower(Flagstaff,Ariz.) など

6.風車タービンへの炭素繊維の適用
  成形法に対する見解Southwest Windpower(Flagstaff,Ariz.) など

7.日本設置の風力発電業界状況
  各社製品の特徴

8.風車ブレードの材料・成形法のまとめ

第3部 2MWダウンウィンド風車の技術開発

《講座趣旨》
世界最大のダウンウィンド商業風車であるSUBARU80/2.0の開発を通して、複雑地形、超大型風車、あるいは、洋上風車に適した技術として注目されているダウンウィンド風車技術についてご紹介いたします。

《プログラム》
1.概要
2.三次元性を考慮した発電量推算法
3.ダウンウィンド風車の性能優位性
4.ナセル風速計による乱流計測
5.タワーシャドウ効果の荷重等価モデリング
6.超低周波音計測
7.その他
8.まとめ