シランカップリング剤の反応機構と上手な選択・使用法および基材表面
期待した結果が得られなかった?ばらつきがある?という方!加水分解反応・縮合反応などを理解し、具体的な使い方を解説いたします!
シランカップリング剤の反応機構と上手な選択・使用法および基材表面評価方法
主催:R&D支援センター
日時:平成22年3月26日(金)10:30〜16:00
第1部 シランカップリング剤の反応機構と上手な選択・使用法
≪プログラム≫
1.シランカップリング剤とは?
1-1 シランカップリング剤の種類と主な用途
1-2 シランカップリング剤のはたらき
2-2 加水分解反応と構造の関係
2-3 加水分解反応と外的要因
3.縮合反応
3-1 基材との反応 〜シランカップリング剤と無機表面との反応機構〜
3-2 基材表面でのシランカップリング剤の縮合反応
3-3 縮合反応とシランカップリング剤層の構造
3-4 シランカップリング剤の構造の影響
3-5 縮合反応に影響する要因
3-6 縮合反応のコントロール
4.シランカップリング剤の選択方法と使い方とは?
4-1 無機質表面への効果とは?
4-2 有機樹脂への効果とは?
4-4 処理条件と機械的・電気的強度
5.耐熱性カップリング剤の試み
6.シランカップリング剤の応用分野
【質疑応答・名刺交換】
第2部 シランカップリング剤の表面・界面での利用方法
≪講座趣旨≫
無機固体などの表面処理剤として有用なシランカップリング剤の最適利用技術に加え,新規ケイ素化合物 (機能性シランカップリング剤やシルセスキオキサン化合物など)への誘導例を中心に,その特殊な利用方法について解説する。
≪プログラム≫
1.シランカップリング剤の基礎
1.1 シランカップリング剤の構造と反応性
1.2 一般的な使用方法,用途
2.シランカップリング剤の特殊な利用法
2.1 特殊機能性シランカップリング剤の合成
2.2 新規シルセスキオキサンの合成
3.応用事例
3.1 特殊機能性シランカップリング剤を用いた表面改質剤への応用
3.2 新規シルセスキオキサンを含有する有機−無機ナノハイブリッド材料への応用
3.3 高耐久性ハードコートフィルムへの応用
【質疑応答・名刺交換】
第3部 シランカップリング剤の反応と基材表面状態の分析・評価方法
≪講座趣旨≫
シランカップリング剤は、金属や無機粉体、無機繊維・クロス等の表面処理剤として広く用いられているが、必ずしも期待どおりの機能を果たせない場合もある。本講座では、カップリング剤の反応状態を分析する手法を具体事例で紹介する。
≪プログラム≫
1.シランカップリング剤の溶液状態での分析方法
1.1 一般の作用機構
1.2 種々のカップリング剤の反応速度因子
・溶媒種
・温度
・濃度
・PH など
1.3 反応の経時変化分析
・赤外線分光光度計
・核磁気共鳴分析計
・液体クロマトグラフィー など
2.基材表面処理状態の分析評価
2.1 金属板
・FT−IR分析
・LC分析
2.2 シリカ粉体
・FT−IR分析
・固体NMR分析
・電子顕微鏡観察
2.3 ガラス繊維
・熱分解ガスクロFT−IR分析
2.4 その他
【質疑応答・名刺交換】