光学樹脂の高透明化のための構造制御、分子設計
ポリマーの透明性について、化学構造および高次構造と関係づけて定量的に述べ、高透明化するにはどのようにして高次構造を制御し、どのような分子設計をしたらよいのかについて解説!
光学樹脂の高透明化のための構造制御、分子設計≪1名分料金で2人目無料≫
主催:R&D支援センター
日時:平成22年3月29日(月) 10:30-16:30
≪講座趣旨≫
光学樹脂の高透明化が重要な課題となっている。例えば、液晶ディスプレイのコントラスト比の向上ためには、それを構成する光学フィルムの高透明化が必要である。また、ポリマー光ファイバーには究極の透明性が要求される。ポリマーの高透明化のためには、化学構造と高次構造の両面からの制御が必要である。
ここでは、ポリマーの透明性について、化学構造および高次構造と関係づけて定量的に述べ、高透明化するにはどのようにして高次構造を制御し、どのような分子設計をしたらよいのかについて解説する。また、本質的な透明性をポリマーの化学構造のみから定量的に予測する透明性予測システムなど最新の研究成果についても紹介させていただく。
≪プログラム≫
1.光学樹脂の基礎
1-1.透明になる樹脂とは
1-2.非晶構造とガラス状態
1-3.高透明性が要求される応用分野
2.高次構造制御による高透明化
2-1.光散乱法による高次構造解析と透明性の評価
2-2.非晶性ポリマー固体の屈折率不均一構造
2-3.高透明化のための高次構造制御
3.高透明化のための分子設計
3-1.光散乱損失と分子構造
3-2.光吸収損失と分子構造
3-3.高透明化のための分子設計
4.光学ポリマーの透明性予測システム
4-1.光伝送損失予測システム
4-2.透過率予測システム
【質疑応答】