難燃剤の国内外法規制・業界の動向と最新難燃化技術

難燃の基礎を理解する!最新の技術を知る!環境と安全について考える!!講習会の最後にディスカッションを予定しております!

難燃剤の国内外法規制・業界の動向と最新難燃化技術

主催:R&D支援センター

日時:平成22年6月24日(木) 10:30〜16:30

第1部 RoHS指令改正議論の最新動向と難燃材料業界の対応
10:30〜12:00

【講座趣旨】
 RoHS指令改正のポイントとPVCを含むハロゲン系難燃材料業界等の化学業界の規制化への対応状況を説明いたします。

【プログラム】
後日アップします

【質疑応答・名刺交換】

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第2部 火災安全性を意識した難燃材料の開発
12:45〜14:15

【講座趣旨】
 プラスチックは軽量で形状設計の自由度が高いという利便性から、家電筐体や電線ケーブル、あるいは建材等、広範に使用されている。一方、これらの用途には防災の観点から難燃が求められるが、難燃の規格は炎が持続するか消えるかで判断されることが多く、人災を減らすという観点からは十分とは言えない側面がある。

 今回紹介するイントメッセント系難燃剤は消炎能力のみならず、低煙性で一酸化炭素発生が少ないといった特長を有するノンハロゲンの新しいリン−窒素系難燃剤である。その難燃機構および性能について紹介する。

【プログラム】
1.人命救助から見た火災の危険性について
  1-1. 建物火災における落命の原因について

  1-2. 一酸化炭素(CO)の危険について

  1-3. 煙の危険について

2.難燃性の評価方法について
  2-1. 各種燃焼試験方法について

  2-2. 代表的な燃焼試験方法の詳細

  2-3. 火災時の安全性との関連について

3.既存の難燃材料について
  3-1. 使用されている代表的な難燃剤について

  3-2. 難燃剤の難燃メカニズムについて

  3-3. 燃焼挙動・その他の特徴について

4.火災安全性を意識した難燃材料について
  4-1. イントメッセント系難燃剤とは?

  4-2. 難燃メカニズムについて

  4-3. 燃焼挙動その他の特徴について

5.各種難燃材料の物性面での比較
  5-1. 水酸化マグネシウム難燃剤との比較

  5-2. APP系難燃剤との比較

【質疑応答・名刺交換】

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第3部 難燃材料と製品と環境
14:30〜16:00

【講座趣旨】
 製品の安全性については、自動車の火災事故などに見られるように強く社会的な関心を呼んでいる。また、建築物が2割高でも「地震で倒壊しない家」が伸びているように、今後はさらに環境、安全、安心が厳しく問われる時代になるだろう。本講演では、1)難燃の基礎を理解する、2)最新の技術を知る、3)環境と安全について考えるの3つに焦点を当てる。

【プログラム】
1.高分子材料の燃焼の基礎的な現象
  難燃材料や製品を理解するための基礎的な現象を良く理解する。

  1-1 高分子はなぜ燃えるか?

  1-2 燃焼を抑制するとはなにか?

2.注目すべき難燃化技術
  環境問題に適合する難燃化技術

  2-1 燃えないプラスチック

  2-2 超微量添加の難燃効果

3.環境問題、安全安心問題の近未来
  建前ではない難燃技術と環境、安全安心。ヨーロッパはどう動くか?

  3-1 ヨーロッパの環境問題とは何だったのか?

  3-2 環境問題の近未来

【質疑応答・名刺交換】

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第4部 講師とのディスカッション
16:00〜16:30

先生方とお客様とのディスカッションを予定しております。