携帯端末用小形・広帯域アンテナの設計と応用
アンテナが初めての方にもその物理的解釈が把握できるように、携帯端末用アンテナの小形・広帯域化技術について、現状や最新動向及び設計法を事例を交えながら講義する!電磁界シミュレータについても解説!
≪2名同時申込の場合、2人目は半額で受講できます≫
主催:R&D支援センター
日時:平成22年6月24日(木) 10:30〜16:30
≪講座趣旨≫
近年、携帯電話を始めとする携帯端末は高機能化を伴いながら急激な発展を遂げている。携帯電話の小型・薄型化に伴い、それに搭載されるアンテナも小形・軽量化に加え、多共振を含めた広帯域化も強く望まれている。そのような状況でアンテナ設計者は、たとえアンテナの寸法が小さくなっても、性能の維持または向上という課題に直面せざるを得ない。
本講座では、まず、最新の携帯電話アンテナについて図示しながら解説し、携帯端末用アンテナの小形・広帯域化技術について現状から最新動向及び設計法を設計例を交えながら講義する。また、最近の電磁界シミュレータの普及に伴い、アンテナ設計において非常に重要な解析ツールとなっている。各種の電磁界シミュレータについて概説すると共にその解析ノウハウについて解説する。さらにアンテナが初めての方にもその物理的解釈が把握できるようにわかりやすく解説する。
≪プログラム≫
1.携帯端末用アンテナの現状
1-1 歴史的背景から最新動向まで
1-2 目で見る最新携帯電話アンテナの数々
1-3 必要条件
2.アンテナの小形化の基礎
2-1 線状及び板状アンテナの小形化
2-2 小形化手法とその影響
2-3 小形アンテナの分類
2-4 小形アンテナの測定法
3.携帯端末用逆Fアンテナの設計法
3-1 基本動作
3-2 形状による小形化
3-3 材料による小形化
3-4 整合技術
3-5 グランド板による影響
4.携帯端末用アンテナの広帯域化の基礎
4-1 広帯域化手法
4-2 多共振化手法
5.電磁界シミュレータによる携帯端末用アンテナの解析テクニック
5-1 モーメント法
5-2 有限要素法
5-3 FDTD法
5-4 各手法による解析例
6.設計例(携帯端末用筐体電流抑圧小形アンテナ)
6-1 設計概念
6-2 平衡給電型アンテナ
6-3 折り返し構造を用いたアンテナ設計
7.まとめ