高分子材料の複屈折の基礎と制御・測定方法 〜入門編〜
高分子材料の複屈折をこれから学ぶ人を対象として、複屈折とその波長分散について、原理、計算法、測定方法、制御法を基礎的なところから解説!
主催:R&D支援センター
日時:平成22年6月28日(月) 10:30〜16:30
<講座のポイント>
長い鎖状の構造を持つ高分子は複屈折を生じ易く、光学用途に用いる際にはその制御が不可欠である。本セミナーでは高分子材料の複屈折をこれから学ぶ人を対象として、複屈折とその波長分散について、原理、計算法、測定方法、制御法を基礎的なところから解説する。
<プログラム>
1.屈折率の基礎
1-1 屈折率とは?
1-2 分極率と屈折率
・Lorentz-Lorenz式
・原子団寄与法による屈折率の計算
1-3 屈折率の波長分散
・屈折率が光の波長によって異なる理由
・アッベ数
2.複屈折の基礎
2-1 偏光
2-2 複屈折とは?
・高分子の複屈折
2-3 複屈折の分散
3.任意の分子の複屈折の計算方法
3-1 結合分極率による方法
3-2 量子化学計算による方法
4.複屈折の測定法
4-1 ジョーンズベクトルによる偏光の表記
4-2 各種測定法
・セナルモン法、平行ニコル法etc.
5-2 複屈折制御の実例
5-3 複屈折分散制御の実例