金属材料の応力腐食割れメカニズムと防止策

応力腐食割れにおける材料・環境・応力の観点からの要因と、発生・成長メカニズムを解説する!

金属材料の応力腐食割れメカニズムと防止策

主催:R&D支援センター

日時:平成22年10月19日(火) 12:30〜16:30

【講座のポイント】
設備・装置の維持管理や製品の耐久設計において、金属材料の腐食の抑制・防止が、重要な課題とされている。腐食損傷の中でも、応力腐食割れ(Stress Corrosion Cracking、SCC)は、潜伏期間が長く破壊的なダメージを与えるため対処が難しい腐食形態といえる。
 本講では、応力腐食割れにおける材料・環境・応力の観点からの要因と、発生・成長メカニズムを解説する。また、実務経験に基づいて、評価試験や損傷調査の方法と事例への応用を紹介し、防止対策とその適用例について述べる。

【プログラム】
1.はじめに
  1-1.金属の腐食形態
  1-2.湿潤腐食とガス腐食
  1-3.全面腐食と局部腐食
  1-4.局部腐食の種類と要因

2.応力腐食割れのメカニズム
  2-1.応力腐食割れとは
  2-2.応力腐食割れの要因とメカニズム
  2-3.応力腐食割れと水素脆性

3.応力腐食割れの試験と評価
  3-1.応力腐食割れの試験方法
  3-2.応力腐食割れ損傷の調査

4.各種金属材料の応力腐食割れ
  4-1.炭素鋼の応力腐食割れ
  4-2.ステンレス鋼の応力腐食割れ
  4-3.非鉄金属の応力腐食割れ

5.応力腐食割れの防止対策
  5-1.材料からの対策
  5-2.環境からの対策
  5-3.応力からの対策

【質疑応答・名刺交換】