高機能導電性高分子の開発と電解キャパシタへの応用展開ならびに今後
PPy、PEDOTを中心とした導電性高分子の技術トレンドや電解コンデンサへの用途展開、これからの課題などについて言及する。
高機能導電性高分子の開発と電解キャパシタへの応用展開ならびに今後の展望
主催:R&D支援センター
日時:平成22年10月22日(金) 10:30〜16:30
≪講座のポイント≫
・電解重合ポリピロール(PPy)の高機能化(高導電性、高安定性など)
・化学重合ポリピロール(PPy)の高機能化(高導電性、高安定性など)
・化学重合ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)の高機能化(高導電性、高安定性など)
・電解重合ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)の高機能化(高導電性、高安定性など)
・アルミニウム電解コンデンサの特徴
・タンタル電解コンデンサの特徴
・コンデンサ業界動向(機能性高分子キャパシタへの展開など)
以上のことをご理解いただけるように分かりやすく解説いたします。
≪プログラム≫
1.導電性高分子の概要
2.電解キャパシタの概要
3.導電性高分子の電解キャパシタへの応用
3-1 電解重合ポリピロール(PPy)を用いた平板型(積層型)固体電解キャパシタ(Al-SPC)の開発
・水媒体を電解重合PPyの作製ならびに特性評価
・支持電解質がPPyの電気伝導度ならびに耐熱・耐湿性に及ぼす影響
・陽極酸化被膜で絶縁されたキャパシタ素子表面への電解重合PPy層形成
・Al-SPCの開発経過と生産量の推移
・Al-SPCの構造と外観
・Al-SPCの特長
・Al-SPCの主な用途
・Al-SPCのさらなる高機能化の課題
・ドーパントによる電解重合PPyの電気伝導度ならびに耐熱・耐湿性向上
・添加剤による電解重合PPyの電気伝導度ならびに耐熱・耐湿性向上
・高耐圧Al-SPCを実現するドーパント
3-2 化学重合PPyを用いたタンタル固体電解キャパシタの開発
・スルホン酸系アニオン界面活性剤のドーパントとして有用性(高電気伝導度、高安定性実現)
・添加剤による化学重合PPyの初期電気伝導度ならびに安定性の向上
・化学重合PPyを用いたタンタル機能性高分子キャパシタ(Ta-SPC)
・Ta-SPCの特徴
3-3 化学重合ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)用いたタンタル固体電解キャパシタの開発
・化学重合PEDOTの重合残渣を低減する重合法(アニオン界面活性剤による水媒体化学重合)
・重合条件が水媒体化学重合PEDOTの初期電気伝導度ならびに安定性に及ぼす影響
・水媒体化学重合PEDOTを用いたTa-SPC
・水媒体化学重合PEDOTを用いたTa-SPCの特長
3-4 化学重合ならびに電解重合PEDOTを用いた平板型(積層型)Al-SPCの開発
・各種スルホン酸第二鉄を酸化剤に用いた化学重合PEDOTの安定性の比較
・化学重合PEDOTを用いたAl-SPCの構造
・化学重合PEDOTを用いたAl-SPCの安定性
・電解重合によるフィルム状PEDOTの作製と評価ならびにAl-SPCへの応用展開
3-5 化学重合PEDOTを用いた巻回型アルミ固体電解キャパシタ(Al-SPC)の開発
・EDOTとp-トルエンスルホン酸第二鉄から蒸発乾固重合により得られるPEDOTの特性
・溶媒が蒸発乾固化学重合PEDOTの特性に及ぼす影響
・導電性高分子の耐圧の評価
・巻回型Al-SPCの構造および外観
・巻回型Al-SPCの周波数特性
4.まとめと今後の展望
・機能性高分子キャパシタ(SPC)の特徴ならびに有用性
・キャパシタの市場規模
・SPCの生産高推移
・SPCの業界の構図
・SPC将来展望
5.導電性高分子の最新の技術トピックスなど