シリカの表面処理・分散制御と複合材料への応用

シリカのシランカップリング剤による表面処理、複合化における分散制御、表面キャラクタリゼーション、複合材料への応用などについて解説する!

シリカの表面処理・分散制御と複合材料への応用

〜高分子材料の高性能化・高機能化に向けた〜

主催:R&D支援センター

日時:平成22年10月21日(木) 12:30〜16:30

≪講座のポイント≫
高分子材料の高性能化・高機能化の手段としてシリカなどの無機材料との複合化がよく行われる。良好な複合材料の創製には、無機材料(フィラーや微粒子)と高分子材料との界面の接着性や相溶性の改善、無機成分の分散性の制御などが重要であり、一般にシランカップリング剤による表面処理が有効である。

 本講演では、シリカのシランカップリング剤による表面処理、複合化における分散制御、表面キャラクタリゼーション、複合材料(ナノコンポジット、ナノハイブリッド)への応用などについて概説する。

≪プログラム≫
1.シリカの表面処理と分散制御
  1-1.シリカの種類と構造
  1-2.シランカップリング剤の構造、反応と機能
  1-3.シランカップリング剤の使用方法
  1-4.シランカップリング処理によるシリカの表面処理法
  1-5.シリカの分散制御

2.表面キャラクタリゼーション
  2-1.FT-IR、
  2-2.NMR
  2-3.熱分解GC    
  2-4.熱分析(DSC,TG)
  2-5.モルホロジーの観察(光学,走査型,透過型,原子間力)

3.高機能・高性能高分子材料への応用   
  3-1.複合材料(コンパウンド)への応用
  3-2.塗料・コーティング剤への応用
  3-3.有機-無機ナノコンポジット/ナノハイブリッドへの応用