静電気トラブルとその測定・対策方法

静電気の測定方法・対策原理を分かりやすく解説し、対策方法を提案する。セミナーの最初から最後まで、測定器を用いた簡単な実験と共に、豊富な現場事例を随所に織り込みながら解説!

静電気トラブルとその測定・対策方法 〜現場技術者対象〜

主催:R&D支援センター

日時:平成22年12月9日(木) 10:30〜16:30

≪講座のポイント≫
静電気測定及び静電気対策に関心がある現場技術者を対象に、測定方法・対策原理を分かりやすく解説し、対策方法を提案します。セミナーの最初から最後まで、測定器を用いた簡単な実験と共に、豊富な現場事例を随所に織り込みながら解説します。

≪プログラム≫
1.静電気の基礎
  1-1 物体の帯電メカニズム
  1-2 帯電物体電位の静電容量依存性
  1-3 フローティング状態の金属導体から発生するESDノイズ
  1-4 プラスチック放電と導体放電との着火危険性の差違
2.静電気測定技術
 −静電気測定に用いられる測定器と測定テクニック−
  2-1 電気抵抗測定
     導電性材料と拡散性材料の電荷漏洩機能の差違
  2-2 帯電電荷量測定
     帯電電荷量とダストコントロール機能の相関
  2-3 帯電電位測定
     各種作業時の人体帯電電位の測定
     導体近接作用が帯電電位測定に及ぼす影響
  2-4 半減期測定
     半減期測定による評価が適用できない材料
3.人体帯電防止方法
−静電気災害防止の観点から詳述−
  3-1 人体帯電のメカニズム
     ストロール法による人体帯電電位測定
     人体の帯電・放電等価回路
  3-2 人体帯電に起因する障災害
     可燃性ガスの濃度と最小着火エネルギーとの関係
  3-3 人体帯電防止方法
     各種帯電防止床材の特徴
     人体帯電防止機能を阻害する各種要因
4.帯電防止機能付与方法
 −帯電防止剤及び導電性プラスチックの利用法−
  4-1 帯電防止剤の種類と特長
     塗布型と練り込み型の特徴
  4-2 帯電防止効果を支配する因子
     帯電防止効果の阻害要因
  4-3 各種導電性プラスチック
     導電性ポリマー、カーボン練り込み型、導電塗料等
5.除電器の実際
−除電器の効果的利用法−
  5-1 自己放電式除電器
     特徴及び各種現場への使用例
  5-2 イオナイザー
     ACタイプ、DCタイプの特徴
     オゾン発生による生体への影響
     イオンバランスと過除電の危険性
6.静電気トラブル事例及び対策方法
 電子機器の誤動作、CDプレーヤーチェンジャーのディスク付着障害、室内における人体帯電電位測定結果、可燃性液体取り扱い時の静電気着火事故、導電性ゴム手袋の溶剤による抵抗値変化、帯電人体によるガソリンベーパーへの着火実験結果、可般型装置移動時の静電気ショック等、多数の静電気トラブル事例を紹介し、対策方法と効果について個々に解説致します。

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