高分子材料の光劣化メカニズム・配合設計のポイントおよび耐光性評価方法

本分野の課題と解決の手がかりを解説！劣化法化方法に関する基礎的技術を分かりやすく解説！

主催：Ｒ＆Ｄ支援センター

日時：平成22年12月10日（金）　10：30〜16：00

第１部　高分子の劣化・変色のメカニズムと安定化
【プログラム】
１．高分子の光劣化機構
　　1-1　光化学の基礎

　　1-2　光劣化の素過程

　　1-3　光劣化の支配因子

　　1-4　光劣化の試験方法

２．紫外線吸収材（ＵＶＡ）
　　2-1　ＵＶＡの種類と用途

　　2-2　ＵＶＡに求められる特徴

　　2-3　ＵＶＡの樹脂中での消費挙動

３．ヒンダードアミン系光安定剤（ＨＡＬＳ）
　　3-1　ＨＡＬＳの種類と用途

　　3-2　ＨＡＬＳの作用機構

　　3-3　ＨＡＬＳと他の酸化防止剤、ＵＶＡ等との相互作用

４．高分子の光安定化
　　4-1　連鎖禁止剤

　　4-2　ヒドロペルオキシド分解剤

　　4-3　金属不活性剤

　　4-4　励起エネルギー消光剤

５．ケーススタディ
　　5-1　ポリオレフィン

　　5-2　エンジニアリングプラスチック

【質疑応答・名刺交換・個別相談】

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第２部　高分子材料の劣化における光安定剤( HALSとUVA) の役割と安定化技術
【講座のポイント】
　高分子材料は光や熱によって劣化することは広く知られている。今回は光酸化劣化に焦点をあて、光酸化劣化を抑制するﾋﾝﾀﾞｰﾄﾞｱﾐﾝ系光安定剤(HALS)と紫外線吸収剤(UVA)について役割を述べるとともに、安定化処方について説明致します。

【受講対象者レベル】
高分子材料の光劣化に関して興味のある方

【プログラム】
１．高分子材料の劣化と安定化
　　1-1　高分子の劣化

　　1-2　高分子の安定化

２．高分子材料の熱劣化と添加剤
　　2-1　高分子材料の熱酸化劣化

　　2-2　熱酸化劣化を抑制する添加剤

３．高分子材料の光劣化と添加剤
　　3-1　高分子材料の光酸化劣化

　　3-2　光酸化劣化を抑制する添加剤

４．相互作用
　　4-1　相乗作用と拮抗作用

　　4-2　使用環境の影響など５．まとめ

【質疑応答・名刺交換・個別相談】

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第３部　高分子材料の劣化要因と耐侯性試験・劣化評価方法
【講座のポイント】
高分子材料は、屋外という過酷な条件下で大量に使用されている。現在、省資源や省エネルギーという観点から、高分子材料の高耐久化が今まで以上に求められている。ここでは、高分子材料の高耐候化の基礎とするための、高分子材料の耐候性評価技術および劣化評価技術の現状と課題について述べる。

【受講対象者レベル】
高分子材料の耐候性向上技術、あるいは耐久性評価に携わる研究者

【プログラム】
１．高分子材料の劣化
　　1-1　高分子材料の光・熱劣化

　　1-2　その他の劣化要因（応力、酸性雨、微生物など）

２．屋外暴露試験方法
　　2-1　高分子材料の耐候性試験規格

　　2-2　屋外暴露試験法の基礎

３．実験室光源暴露試験方法
　　3-1　実験室光源暴露試験の促進劣化性

　　3-2　屋外暴露試験法と実験室光源暴露試験法の相関性

　　3-3　新しい促進劣化技術

　　　　3-3-1　過酸化水素負荷型耐候性試験法

　　　　3-3-2　リモートプラズマ法

　　　　3-3-3　UV/Pｙ−GC/MS法

　　3-4　実験室光源暴露試験法の課題

４．高分子材料の劣化評価技術
　　4-1　組成分析技術

　　4-2　表面分析技術

　　4-3　断面分析技術

５．おわりに
【質疑応答・名刺交換・個別相談】

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