小型アンテナ設計の基本技術と電磁界シミュレータ活用法

経験豊富な講師が電磁界シミュレータを用いた小型アンテナ設計のさまざまな事例を紹介し、電磁界シミュレータを用いてアンテナを設計できるようになるまで詳解する!

小型アンテナ設計の基本技術と電磁界シミュレータ活用法

主催:R&D支援センター

日時:2011年2月18日(金) 10:30〜16:30

<講座のポイント>
ワイヤレス通信の要(かなめ)はいうまでもなくアンテナですが,半波長のダイポール・アンテナは,そのままでは機器に内蔵できない寸法なので,小型化が必須です.また携帯電話,無線LANRFIDタグなどのアンテナは実装条件がさまざまで,画一的な設計方法というものは存在していません.

 本セミナーでは,講師が多くの企業で実施している,電磁界シミュレータを用いた小型アンテナ設計のさまざまな事例を学び,その基本技術と設計のポイントを解説いたします.また,無償版の電磁界シミュレータ Sonnet Lite を用いて,アンテナを設計できるようになるまでのアプローチを効率的に学びます.

<プログラム>
1. 小型アンテナの分類
  1-1.電界検出型アンテナ・磁界検出型アンテナ
  1-2.定在波型アンテナ・進行波型アンテナ
2. 電磁界シミュレータによる設計手法
  2-1.周波数領域の手法
  2-2.時間領域の手法
  2-3.電磁界シミュレータで得られるアンテナ特性
3. 2.4GHz(無線LANBluetooth)アンテナの設計
  3-1.逆Lアンテナの設計
  3-2.入力インピーダンスを得る
  3-3.マッチング回路の設計
4. 携帯電話用アンテナの設計
  4-1.逆Fアンテナの設計
  4-2.メアンダアンテナの設計
  4-3.マッチング回路の設計
5. UHF帯用小型アンテナの設計
  5-1.ICカードサイズのBow-Tieアンテナ
  5-2.小型化の工夫
  5-3.パラメータ・スウィープの利用法
  5-4.ベント・ダイポールアンテナによるマッチング法
  5-5.近傍の動作環境の影響
  5-6.広帯域化の手法
6. 13.56MHz用RFIDタグの設計
  6-1.コイルのLを知る
  6-2.ネットリストプロジェクトの使い方
  6-3.リーダとタグの電磁的結合評価法
7. 実装上の問題点
  7-1.筐体(ケース)の影響とその対策
  7-2.周囲金属の影響とその対策

【質疑応答・名刺交換・個別相談】