モータ設計のための電磁界の基礎と磁界解析実習
電磁気学の基礎と解析の演習を通して、高精度なモータ設計に活かそう!電気自動車(EV)でカギとなる要素技術の一つである磁界解析を身につけよう!
モータ設計のための電磁界の基礎と磁界解析実習 〜PC演習付〜
共催:R&D支援センター
日時:2011年6月15日(水) 10:30〜17:30
≪講座のポイント≫
設計技術と電磁界解析を結びつけるためには、ある程度の電磁気学基礎を学ぶ必要はあります。しかし、マックスウェル方程式を理解したり、フレミングの左手の法則と右手の法則の違いを暗記する必要はありません。設計者が手にいれるべきは、設計に生かせる知識、設計成果を評価できるツールであって、公式や法則ではありません。磁気回路を設計する場合、磁束量に対して磁路が狭ければ磁束が溢れてしまいますし、逆であれば余計なスペースが無駄になってしまいます。また、電磁力やトルクを出すためには、うまく歪ませることが設計の焦点になります。
本セミナーでは、開発を行うために必要となるであろう事柄に関して、JMAGを用いて解析と電磁気学や電気工学などが直観できるように、分かりやすく解説いたします。
≪プログラム≫
1.電磁気学の基礎
1-1 磁界、磁束密度、磁化の物理的意味
1-2 マクスウェル方程式
1-3 磁性体の特性
1-4 境界条件
1-5 損失
1-6 電磁力
1-7 インダクタンス −磁界解析入門
1-8 計算機シミュレーションとは
1-9 磁界解析の手法
1-10.磁気回路法基礎
1-11 有限要素法の特性
1-12 磁界解析事例紹介
2.電磁界解析ツールの体験演習
※本講座はモータの最適設計に欠かせない磁界解析について実習を通して学べます。設計手法自体は扱いません