3次元設計における現場の問題解決と構築事例

最適な開発環境を構築し、開発力・製品力を強化するための講座!3D特性に合った、業務プロセス改善を実現できるかを、実例を基に、ポイントを修得!

3次元設計における現場の問題解決と構築事例

共催:R&D支援センター

日時:2011年6月20日(月) 10:30〜17:30

<講座のポイント>
製造業各社では、グローバル競争に勝ち抜くために、QCD改善のためのさまざまな取り組みをしています。 3次元CAD/CAM/CAEの利用やPDMの導入は、その一例と言えます。3次元設計や解析は、その特性を活かせば多大な利益をもたらしますが、うまく使っている例は意外と少なく、 最適な開発環境を構築できていないのが実情です

・「3次元設計をしているが、思ったように手戻り削減や品質向上ができていない」

・「3DCADを使い始めてから、かえってトータルでは時間がかかるようになった」

 こういった問題の主な原因は、3D設計の特性に合った、業務プロセス改善ができていないことにあります。

 これを解決するために3次元設計プロセスの構築において多くの実績を持つ講師が、改革方法論としてまとめ上げたのが「3D -DPRM」(3D Development Process Renovation Methodology)です。我々はこの方法論により、多くの企業のプロセス改革を実現してきました。

 この方法論のエッセンスを日経BP社の「日経ものづくり」誌のコラム「体質改善・3次元設計」(2010年4月号より連載中)において紹介していますが、本講座では、より具体的な実例を交えながら、どのような活動をしていくべきか、どのようにすれば効率よく進めていけるかを、分かり易く解説していきます。

<プログラム>
Ⅰ. 3次元設計導入における、間違い・勘違い
  1. 3次元開発プロセス構築における、よくある間違い

  2.3次元設計に必要なプロセス改善とは?

  3. 3次元開発プロセス構築の手順、要点および着眼点

Ⅱ. 設計インフラ整備のポイント
  1. 3次元設計における、「手順」や「ルール」の持つ意味

  2.形状構築のしかたのばらつきと、製品のQCD

  3. 3次元モデル構築手法とは

Ⅲ. 設計効率化のポイント
  1.「モデル構築手法」と「設計手法」の違い

  2.3次元設計手法確立のための、プロセス、タスク抽出の方法

  3.製造部門との連携方法

Ⅳ. 業務品質向上のポイント
  1. 効果の刈り取りのしかた

  2.形状モジュール化のすすめ

  3.解析主導型設計推進の要点

  4. DR主導型設計推進の要点

Ⅴ. 製品視点からの改革のポイント
  1. 標準化・モジュール化の進め方

  2.不具合未然防止の効果的な方法と推進活動