車載ネットワーク技術と今後の動向
電気自動車(EV)化によりさらに重要な役割を持つようになった車載ネットワーク技術!CAN、LIN、FlexRayプロトコルの機能・特徴・アプリケーションを整理・体系化し、今後の技術開発の方向性を展望する特別講座!
共催:R&D支援センター
日時:2011年6月20日(月) 10:30〜17:30
<講座のポイント>
電気自動車(EV)が脚光を浴びていますが内燃機関からモーターに動力が変わったとしても自動車の電子化は止まりません。内燃機関自動車はより燃費改善、CO2削減等、EVは航続距離の延伸、バッテリー管理等が求められ、自動車の神経の役割をするネットワーク技術は更に重要な役割を増すでしょう。自動車には更に安全面が今以上に求められ、高速で処理しなおかつ高い信頼性・安全性を確保すべくECUの性能も向上しています。さらに、車両統合システムの要であります車両制御用ネットワーク技術も絶え間なく進化を続けています。
そこで本講義では、車両系LANのデファクトスタンダードとなっているCAN、車載用メカトロニクスサブバスソリューションであるLIN、そして次世代X−by−Wireを実現するために不可欠なFlexRay、それぞれのプロトコルの機能・特徴・アプリケーションを整理・体系化し、技術開発の今後の方向性を展望いたします。一日で車載用ネットワーク技術の概要が理解できます。今後車載ネットワーク関連のお仕事に付く方は必見です。
<プログラム>
Ⅰ. 車載ネットワークの必要性とその種類・特徴
Ⅱ. CANの概要とそのアプリケーション
1.CANプロトコルの概要
2.CANの開発環境
3.CANのアプリケーション
Ⅲ. LINの概要とアプリケーション
1.LINプロトコルの概要
2.LINの開発環境
3.LINのアプリケーション
Ⅳ. FlexRayの概要とアプリケーション
1.FlexRayプロトコルの概要
2.CANとの違い
3.FlexRayの開発環境
4.FlexRayのアプリケーション
Ⅴ. CAN、LIN、FlexRayの実装と開発手法について
Ⅵ. 今後の動向と展望