工業製品の音質評価とサウンドデザイン

サウンドデザインの基礎をマスターし、より良い音質、音創り、品質イメージ向上、他社ブランドとの差別化を果たせ!

工業製品の音質評価とサウンドデザイン

共催:R&D支援センター

日時:2011年6月28日 (火) 10:30〜17:30

<講座のポイント>
工業製品には音を出すものが沢山あり、それらの音は作動音とサイン音に分けられます。前者はこれまで騒音として扱われることが多かったのですが、全てが不要で不快な音とは言えず、中には情報として必要な音や製品の品質イメージを左右する重要な音もあります。また、サイン音は自由度が高いのですが、現状は電子ブザーのピーピー音を使用するケースが多いため、その意味や音源が分かりにくいことがあります。 
 工業製品の開発において従来はコストや重量などが優先され、音質はあまり重要視されていませんでした。しかし、今後は製品の品質イメージ向上や他社ブランドとの差別化のために作動音やサイン音はよりよい音質にすることが求められています。 
 本セミナーでは自動車の例を中心として音質評価の基礎から最新技術までを紹介し、工業製品のサウンドデザインについても基本的な考え方から音創りのプロセスまでを説明します。さらに音の具体的な作り方としてMax/MSPというソフトウェアの活用事例も紹介します。

<プログラム>
Ⅰ. 工業製品の音について
  1.音の種類
  2.音の課題
  3.音の事例
Ⅱ. 工業製品の音質評価
  1.音の評価とは
  2.心理的評価
  3.物理的評価
  4.生体的評価
Ⅲ. 工業製品のサウンドデザイン
  1.音質の創り込み
  2.サウンドデザインとは
  3.サウンドデザインの事例
  4.サウンドデザインプロセス
  5.EV・HVのサウンドデザイン
Ⅳ. 音の具体的な作り方
  1.Max/MSPの紹介
  2.Max/MSP活用事例(エンジン音合成)
  3.Max/MSPプログラミングの基本