プラスチック表面への3次元加飾技術

商品力を高めるために、IMD、熱転写、TOM工法など各方式によるプラスチック表面への加飾・機能性付与技術を詳解!

プラスチック表面への3次元加飾技術

〜Nissha-IMD・RCC工法・TOM工法〜

主催:R&D支援センター

日時:2011年7月6日(水) 10:30〜16:00

第1部 加飾フィルムによる成形品への加飾と機能性付与

【講座のポイント】
転写箔を用いることで成型品に、さまざまなデザインを持った加飾を施すことができ、また、表面に機能性を持たせることも可能である。またNissha-IMDを用いることで成形と同時に、3次曲面を持った成形品上に加飾・機能を付与できる。

【プログラム】
1.表面加飾技術分類 (直接印刷・間接印刷)
2.印刷を用いた加飾フィルムによる成形品への加飾と機能性付与
3.転写箔について
   3-1.基本構成
   3-2.転写箔のメリット
   3-3.加工方法 (転写機のバリエーション)
4.転写箔に組み込める 意匠・機能
5.成形同時転写 (Nissha-IMD)
6.ターンキーシステム
7.IMDの展開・応用
【質疑応答・名刺交換・個別相談】

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第2部 3次元曲面深絞り熱転写装置の加飾技術

【講座趣旨】
特殊印刷による加飾がお客様の商品力高める大きな役割を担っています。私たちは、素材、形状、色柄など、お客様の求めるイメージの実現、期待以上の効果を得られるように新技術の開発を進めています。
今回は、3次元曲面深絞り熱転写の工法・装置(NR3−0604)のご紹介です。
≪特長≫ 1.従来の2次加工に比べ、より深絞りの転写が可能。
       2.複雑な形状や裏面への回り込み(アンダーカットまで)が可能。
       3.自社工場での加工が可能。
       4.樹脂成形品への転写前のアンダーコート、転写後のトップコートが不要なフィルムを
         使用するによる品質と生産性のアップを図れる。
上記の内容・特長のある工法・装置を駆使し、高品質の転写フィルムを使用すれば、複雑な形状の自動車の内装品・家電製品・化粧品容器・ゲーム機等のパーツへフィッティングした高級感のある加飾が可能となります。

【プログラム】
1.3次曲面への加飾技術
   1-1.従来からある3次曲面への加飾技術
   1-2.3次曲面への加飾技術
   1-3.3DHS工法  
   1-4.3DHS工法の特長と問題点
2.RCC転写
   2-1.RCCとは―その特長
   2-2.RCCの工程
   2-3.他工法の工程
   2-4.ラバー押しと熱圧空
   2-5.他工法との比較
3.RCC工法の活用事例
   3-1.家電製品、化粧容器、ゲームコントローラー、自動車部品等へ
4.RCC工法に関する今後の展開
   4-1.オンデマンド転写フィルムとの融合
   4-2.転写シート・ラミネートへの対応
   4-3.装置とフィルムのシステム販売展開
【質疑応答・名刺交換・個別相談】

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第3部 三次元表面加飾(TOM工法)の特性と今後の展望

【講座趣旨】
 従来の真空成形を発展させた次世代成形技術を活用した「TOM工法」の解説と実用例の紹介および今後の展望。

【プログラム】
1.真空・圧空成形概論
  1-1.熱可塑性樹脂成形における位置付け
  1-2.真空成形における種々の成形技法
  1-3.いろいろな真空・圧空成形品
2.次世代成形(Next Generation Forming)の開発
  2-1.NGF成形の原理
  2-2.NGF成形の特徴とマーケット
3.いろいろな三次元加飾工法の特徴
  3-1.インサートモールド
  3-2.インモールド
  3-3.水圧転写
4.「TOM工法」の概要
  4-1.基本原理と概要
  4-2.特徴を生かした実用化商品事例
  4-3.今後採用されつつあるマーケット
5.発展する「TOM工法」
  5-1.被覆加飾
  5-2.転写加飾
  5-3.昇華浸透加飾
6.「TOM工法」における課題
  6-1.基材の材質
  6-2.基材の形状・デザイン
  6-3.表皮材の特性
  6-4.接着層の選択
7.今後期待される技術と可能性、用途展開
  7-1.ハードコート処理へ
  7-2.防水効果付与
  7-3.その他機能付与
【質疑応答・名刺交換・個別相談】