わかりやすい取扱説明書の作成ノウハウ

明日から役に立つ!取説制作ツール・フローの実践紹介!取説の役割とわかりやすさについて学ぶ!

わかりやすい取扱説明書の作成ノウハウ

主催:R&D支援センター

日時:2011年7月27日(水) 10:30〜16:30

第1部 わかりやすい取扱説明書の制作方法 - 取扱説明書とわかりやすさ
【講座のポイント】
 昨今のデジタル化により、取扱説明書も紙媒体からあらゆるメディアに変換されることが多く見受けられるようになりましたが、どのような形態になっても基本となる「わかりやすさ」は不変だと考え、日々分かりやすさの追求に取り組んでいます。今回のセミナーでは、そもそも「取扱説明書」とはなにか?まず、その種類と役割の変遷を紹介します。

 次に取扱説明書の実制作に長年関わってきた経験と実績から、わかりやすさと、わかりやすさを実現する7つのポイントについて、実例を絡めながら解説し、実際の取扱説明書を制作する手順をレクチャーします。

【受講対象者レベル】
 レベル的には初級から上級までを包含します。ただし、無線に関する基礎的な知識があることが望ましい。

【受講者レベル】
・実際に、取説制作に携わっておられる方

・原稿作成以外をアウトソーシングされる方

【プログラム】
1.取説の種類
  a. 取説とは「マニュアル」の一種

  b. 取説の種類

2.取説の役割
  a. 安全喚起の時代

  b. CS(顧客満足)の時代

  c. マルチメディア化の時代

  d. これからの役割

3.わかりやすさの正体
  a. わかりやすいとは?

  b. わかりやすい表現のために

  c. 構成の基本

  d. UD(ユニバーサルデザイン)について

  e. まとめ

【質疑応答・名刺交換】

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第2部 わかりやすい取扱説明書の制作方法 - 実制作の制作工程
【講座のポイント】
 わかりやすい取扱説明書を実際の形にするワークフローの構築や現場でのツールの選定、データの取り扱いについてレクチャーします。

また、構造化ドキュメント(SGMLXMLDTD、DITA)技術を用い、理論構造を持たせたドキュメントをクロスメディア(多展開)利用する技術によって、より一層の効率化、マルチユース化する手法を紹介します。

【受講者レベル】
・実際に、取説制作に携わっておられる方

・原稿作成以外をアウトソーシングされる方

【プログラム】
1.ワークフローと実制作
  a.取扱説明書の企画・構成から印刷までの流れ

  b.制作案件の確認

  c.アプリケーション、フォント、ツールの選択

  d.工程管理

  e.データ管理

2.各工程でのツールの選択と実務
  a.フォーマット設計

  b.データ整形、変換、移行

  c.ユーティリティーソフトの組み込み

  d.原稿ツール(Word、Excel)の活用

  e.言語XML展開(多言語)

  f.さらに効率を上げていくために

  g.出稿、プリフライト

3.運用するためのルールの作成
  制作フロー、ページネーションルール、チェックリストなどの整備

4.近い将来の取説像
  a. XMLワークフロー

  b. DITA

【質疑応答・名刺交換】