開封性と密封性の合理的な達成方法と従来のヒートシール技法の欠陥解明と新規対処法
これでできるヒートシールの「開封性」、「密封性」の連携達成!
目的別の適格なヒートシール操作の実際とは?
「開封性」と「密封性」の合理的な達成方法と従来のヒートシール技法の欠陥解明と新規対処法
主催:R&D支援センター
日時:2011年7月28日(木) 10:30〜16:30
<講座のポイント>
多くの商品にプラスチックの包装材料が展開され、この加工の熱接着にはヒートシール技法が古くから汎用的に利用されている。
ヒートシールの本質的な機能は消費者に対する商品の安全な輸送と容易な使い勝手である。すなわち「易開封性」と「密封性」の提供である。(ヒートシール強さの保証ではない)
従来は、「ヒートシール強さの達成」に偏重して“強い接着”に拘っているので本質的な目標を妨げる“悪循環”に陥っている。
同じような論理体系にありそうに思われる軟包装(フレキシブル;flexible)と固形包装(リジット;Rigid)の開封の応力反応には大きな相違がある。ヒートシール強さの管理では目的の達成ができない要因を含んでいる。
本講座では先ずヒートシール面の「開封性」、「密封性」の最新の応力解析研究成果を提示する。そして目的別の適格なヒートシール操作(技法)の実際を講義する。受講者の課題に対して受講の翌日からの具体的な改善方法が始められるようにする。
テキスト:「ヒートシールの基礎と実際」(幸書房刊)及び 最新情報(論文等)のコピー
<プログラム>
1. 「開封性」、「密封性」の応力解析 (最新バージョンの論文等のコピーを配布する)
1-1 開封性と密封性の整頓一覧 [追加資料配布]
1-2 Flexible包装の開封応力解析 [追加資料配布]
1-2-2 Flexible包装の開封性に関与する「6要素」の確認
1-2-3 Flexible包装の開封性の改善方法
1-3 Rigid包装の開封応力と“液跳ね”の解析 [追加資料配布]
1-3-2 Rigid包装の開封シミュレータの紹介
1-3-3 Rigid包装の開封加速度の実測事例紹介
1-3-4 Rigid包装の液跳ねの実測事例紹介
1-4 破袋(ピンホール)発生メカニズムの検討
1-5「開封性」と「密封性」(破袋)発生のメカニズムQAMM解析
1-5-1 剥がれシールの 有用性
1-5-2 剥がれシールの剥離エネルギーの計測法
1-5-3 剥離エネルギーの破袋防御への適用 [追加資料配布]
1-5-4 剥がれシールの開封性への展開
2. ヒートシール技法の期待機能の復習
2-1 ヒートシールに期待される品質機能
2-2 ヒートシール技法の歴史的展開の評価と欠陥の発生メカニズムの検討
3. 適格なヒートシール操作の実際
3-1 究極の要求に応えるヒートシール管理マップの提示 [追加資料配布]
3-2 従来のヒートシール技法のレビュー
JIS,ASTM
3-3 溶着面温度測定法:“MTMS”の概要と利用
3-4 最新技法の説明
3-4-1 ≪“MTMS”キット≫
3-4-2 精密な表面温度の調節方法
3-4-3 ヒートシール面の温度分布(熱流の発生)
3-4-4 加熱速度(カムアップタイム)とヒートシール強さの発現遷移の精密計測 [追加資料配布]
3-4-5 “Compo seal”の復習
3-4-6 “MTMS”測定サービスの復習
3-4-7 コンサルティングパック の復習
4. 受講者の持っている課題の質疑応答/ミニ・コンサルティング
【名刺交換】