Part11査察再開とAnnex11改訂をふまえたコンピュータ化システムバリデーション(CSV)の基礎と実践
具体事例により「体で覚える」実務的セミナー!FDAのコンピュータ指摘100件の紹介!FDA のcGMP Q&Aに見る「クロマトグラムの電子記録化要求!EMAによるAnnex 11 Q&Aの解説(監査証跡、小型機器など)!バリデーション計画書/報告書の実例紹介!
Part11査察再開とAnnex11改訂をふまえたコンピュータ化システムバリデーション(CSV)の基礎と実践
主催:R&D支援センター
日時:2011年7月28日(木) 10:30〜16:30
[講座のポイント]
2005年4月に厚労省よりERES指針が発出されて以降、以下の動きがあった。
・2010/10 厚労省 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」発出
・2011/1 EU-GMP 「Annex 11 コンピュータ化システム」改訂
・2011/2 FDA 「Part 11電子記録・電子署名」の査察再開
本セミナーにおいてこれらの内容を解説し、コンピュータ化システムのバリデーション(CSV)およびERES対応の必須事項と実践ポイントを習得していただく。
ERES:Electronic Records, Electronic Signatures (電子記録、電子署名)
[プログラム]
◇第一部:ERES/CSVの基礎
1.電子記録・電子署名の要件
厚労省ERES指針、FDA Part 11、EU-GMP Annex 11、PIC/S PI011-3
2.CSVの基本
・IQ/OQ/PQの要件と実施方法
3.CSV文書
・URS、FS、DSなどの仕様書に記載すべきこと
・バリデーション計画書/報告書などのCSVドキュメントに記載すべきこと
・トレーサビリティマトリクスの活用4.GAMP5のポイント
◇第二部:コンピュータ化システム適正管理ガイドライン
1.ガイドラインの解説
・ガイドラインの目的、位置づけ、適用範囲
・ライフサイクルモデル、カテゴリ分類と対応例、システム台帳、リスクアセスメント
・コンピュータ化システム管理規定
・開発業務、検証業務、運用管理業務
2.ガイドラインの実務対応
・パブリックコメント当局回答のポイント
・質疑応答集(Q&A)のポイント
・当局査察のポイント(確認範囲と確認内容)
・GAMP4/5ベースのCSVへの対応方法
・既存システムの対応方法(CSVをやり直す必要があるのか)
◇第三部:ERES/CSV対応の実践ポイント
1.FDAウォーニングレターにおけるコンピュータ指摘100件の紹介
2.FDA Part 11査察の再開
3.コンピュータ組み込み機器の対応
4.FDA のcGMP Q&Aに見る「クロマトグラムの電子記録化要求」
5.EMAのAnnex 11 Q&Aの解説
6.エクセルのバリデーション
◇第四部:CSV文書の実例による学習内容の確認
1.バリデーション計画書の実例紹介
2.バリデーション報告書の実例紹介
質疑応答 ERESおよびCSVに関し、日常の業務において困っていることや疑問などにお答えする。