パテント情報マップを活用した新事業・新商品アイデアの創出法

新しいアイデア創出の考え方・過程・テクニックが実践的に修得できる特別セミナー!

パテント情報マップを活用した新事業・新商品アイデアの創出法〜演習・個別相談付〜

共催:R&D支援センター

日時:2011年8月19日(金)10:30〜17:30

[講師の言葉]
巨大地震原発事故の影響から大きなパラダイムシフトが起きようとしています。この価値観の転換は必ずや産業界のビジネスのあり方にも影響を及ぼします。マクロ的な社会背景に立脚しながら、ミクロの顧客ニーズを分析し、新しいビジネスアイデア(新事業や高付加価値ビジネス)を創出することは、これらの 企業に強く求められる能力です。 
 本セミナーでは、アイデア創出のフレームワークとしてSECIモデル、クリティカルシンキング等の手法を引用しながら、そのステップを理論的に解説し、同時に講師自身が今までに作成した具体的新規事業のビジネスアイデアを通して新しいアイデア創出の考え方・過程・テクニック等を解説していきます。 
 形式知の1つである特許情報をパテントマップ活用したミニ演習や、近未来を予想する仮説に基づくミニ演習など、受講者の持つ暗黙知をスパイラル型に組み 合わせた単なる座学ではない実践的なセミナーを想定しています。講義では、一部特許情報(特許明細書等)を利用しますが、それほど深く専門的な利用ではありませんので、新ビジネスを考えている方であれば気軽に参加できると思います。 
 受講者の皆さんと一緒に、近未来の新しいビジネス(価値)を創出していきたいと思います。

[プログラム]
Ⅰ. ビジネスアイデア創出のテクニック
  1.アイデア創出の源は個人にある
    a.アイデアの作り
    b.異業種情報の活用法 〜非連続の跳躍を目指して〜
    c.創作の三上 〜一瞬のヒラメキを求めて〜
  2.アイデアを創出しやすい組織を作る
    a.SECIモデルによる知識創造組織の在り方
    b.クリティカルシンキング 〜本質的思考の習慣付け〜
    c.知的資本経営の在り方
  3.ビジネスアイデアの考え方
    a.モノからサービスの時代に
    b.QFD(品質機能展開)的発想の重要性 〜ニーズとシーズの相関関係を知る〜
  4.<ミニ演習>ビジネスアイデア創出
    a.与えられた業種の新ビジネスアイデアを考える
    b.新ビジネスアイデアの発表と意見交換
Ⅱ. パテントマップ活用のテクニック 
  1.知的財産権の基礎知識
    a.知的財産戦略の本質
    b.産業財産権への取り組み方
  2.パテントマップの基礎知識
    a.特許情報とパテントマップの関係
    b.真のパテントマップを考える
    c.三位一体を具現化する戦術ツールがパテントマップ
  3.パテントマップの具体的な作成手順
    a.各種パテントマップツールの選択
    b.マップの目的と対象を明確にする
    c.本当に役立つパテントマップを作るには
  4.<ミニ演習>パテントマップ作製
    a.与えられたシーンから適切なパテントマップをイメージする
    b.パテントマップの発表と意見交換
Ⅲ. ビジネスアイデア創出の事例解説 
  1.特許情報をヒントに新たなアイデアを創出した事例 〜規制動向を見る〜
  2.QFDを利用して潜在的ニーズをあぶり出しその解決策を創出した事例 〜ニッチを探せ〜
  3.異業種の組み合わせから新たなビジネスモデルを創出した事例 〜農業の高付加価値化〜
  4.モノからサービスへ、ITを活用して新たな価値を創出した事例 〜ニーズの本質を探る〜
Ⅳ. 新ビジネスを探れ! 
  1.環境分野にフォーカスした新ビジネスを考える
    a.情報の集め方
    b.集めた情報の整理・理解・活用のテクニック
    c.<ミニ演習>ビジネスアイデア創出の強制発想法
    d.アイデアの発表と意見交換
 2.農業分野にフォーカスした新ビジネスを考える
    a.情報の集め方
    b.集めた情報の整理・理解・活用のテクニック
    c.<ミニ演習>ビジネスアイデア創出の強制発想法
    d.アイデアの発表と意見交換
Ⅴ. まとめ・総括・質疑応答 
Ⅵ. 個別相談(事前申込制、希望者のみ、1人5〜10分程度)