DRBFMと未然防止手法のシステム化

問題を予め予想して対処するためのセミナー!DRBFMを実践し、製品開発期間の短縮と品質保証を同時に実現しよう!

DRBFMと未然防止手法のシステム化 〜演習付〜

共催:R&D支援センター

日時:2011年8月22日(月) 10:30〜16:30

[講師の言葉]
製造業の国際競争激化や製造物責任法の施行など、ものつくりを取り巻く環境はますます厳しくなっています。特に、製品開発期間の短縮と品質保証という相反した課題を解決するためには、問題を予め予想して対処する”未然防止”の考え方が不可欠です。

 FMEAはなぜ必要なのか、それをどう実務で活かし、企業の強みにしていけばよいのか。トヨタ自動車での取組から生まれたDRBFMの考え方をお話し、またそれを実践するためのキーポイントにも触れることで、実務に活かせる知識を提供させて頂ければと考えています。

[プログラム]
Ⅰ. FMEAの必要性
  1.FMEA とは

  2.FMEAの成立経緯

  3.品質マネジメントシステムとしての必要性

  4.安全性との関連

  5.安全認証制度との適合

Ⅱ. FMEAの問題点
  1.FMEAの作成に関する問題 −ルーチン化−

  2.FMEAの活用に関する問題 −言い訳用−

  3.FMEAの管理に関する問題 −お蔵入り−

  4.原点に還る −FMEAは何のために作るのか−

  5.問題解決,再発防止,未然防止へ

Ⅲ. GD3(じーでぃーきゅーぶ)について
  1.”良い”設計とは何か

  2.変わらざるを得ない設計,そのためのレビュー

  3.変わる=新しいモノを世の中に出すための議論

  4.GD概念の妥当性-設計変更管理,システム安全設計との比較-

Ⅳ. DRBFM(Design Review Based on Failure Mode)
  1.変更点(設計条件),変化点(使用環境)の明確化

  2.変わることによる影響

  3.複雑構造への対応ー影響の可視化ー

  4.実践におけるエラーの分類とその対策,抜け,勘違い,評価ミス

  5.DRBFMの性能評価

  6.DRBFMの経営への影響

Ⅴ. DRBFMを組織で実践するために
  1.良い条件を保存するツール

  2.シート作成の支援ツール

  3.進捗管理ツール

  4.データを共有するツール

  5.過去から学べるツールー検索支援ー

  6.どのように良い条件とそのずれを論理的に導くべきか