高分子材料における残留応力発生のメカニズムと低減化【大阪開催】

何故というメカニズムから始まっていかに低減させるか、どうやって積極的に利用するかまでを具体的な事例を挙げながら解説!

高分子材料における残留応力発生のメカニズムと低減化

〜エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、内部応力、測定方法〜

主催:R&D支援センター

日時:2011年9月9日(金) 12:30〜16:30

[講座のポイント]
本講演では、これら高分子材料における残留応力の諸問題について、何故というメカニズムから始まっていかに低減させるか、どうやって積極的に利用するかまでを具体的な事例を挙げながら解説する。

[プログラム]
1.はじめに 残留応力とは?
2.表面現象としての接着と残留応力の関係
3.残留応力のメカニズム
  3.1 高分子の合成時に何が生じるか?

  3.2 高分子の成形時に何が生じるか?

  3.3 高分子の収縮と界面による束縛

  3.4 ガラス転移点、熱膨張係数、弾性率

4.残留応力の測定方法
  4.1 測定原理 ひずみ測定

  4.2 バイメタル法の実例

  4.3 X線回折法の実例

  4.4 その他の手法

5.エポキシ樹脂系における残留応力
  5.1 エポキシ樹脂の硬化と収縮

  5.2 残留応力の測定実例

6.残留応力低減の試み
  6.1 粒子充てんの実例

  6.2 湿度,可塑剤,反応性希釈剤,ゴム変性

  6.3 複合材料化

7.ポリイミド樹脂系における残留応力
  7.1 ポリイミドの硬化とそのプロセス

  7.2 ポリイミド樹脂における残留応力と低減化の実例

8.高分子材料の内部応力
  8.1 残留応力と内部応力

  8.2 ポリプロピレンの内部応力

9.残留応力の利用
  9.1 利用の考え方

  9.2 トピックス 具体例の紹介

10.複合材料における残留応力と応力伝達
  10.1 複合材料における応力伝達

  10.2 応力伝達とその測定の実例

  10.3 応力伝達の改善の実例

11.複合材料における疲労とその修復
  11.1 疲労

  11.2 疲労修復の実例

12.残留応力に打ち勝つ接着のための表面処理
  12.1 湿式処理

  12.2 乾式処理おわりに

【質疑応答・名刺交換】