分散電源と系統連系の基礎と課題の対応
太陽電池、風力発電、スマートメーター、蓄電装置などの新エネルギー技術に欠かせない分散電源の仕組みや課題解決の最新動向を学び、電力供給に関わる機器などの開発に活かそう!
共催:R&D支援センター
日時:2011年9月6日(火) 10:30〜17:30
[講師の言葉]
昨エネルギー・環境問題への対策として、太陽光発電をはじめとした新エネルギーの導入拡大が近年推進されています。このような新エネルギーを利用した電源は一般に小規模分散型となることから、「分散電源」と呼ばれています。大量の分散電源をエネルギーネットワークに連系し、適切に新エネルギーを利用するためには、様々な技術課題が存在します。
本講義では、分散電源の導入効果および系統連系に伴う諸問題について解説すると共に、電圧管理や需給運用面の課題を中心に、その対策技術の最新動向について紹介します。
新エネルギーの導入拡大に伴うエネルギーネットワークの将来像について、受講者の方と共に議論を深めていきたいと思っていますので、ご興味をお持ちの方は是非ご参加ください。
[プログラム]
Ⅰ.エネルギー・環境問題と新エネルギーの利用
Ⅱ.分散電源技術の動向
1.太陽光発電
2.風力発電
3.燃料電池
4.ガスエンジン・ガスタービン
Ⅲ.分散電源の系統連系における課題
1.系統連系技術の概要
2.高調波の抑制
3.単独運転の検出
4.三相不平衡
5.電圧管理
6.需給制御
Ⅳ.分散電源を含むシステム事例
Ⅴ.分散電源とスマートメーター
Ⅵ.広域的な電力システムへの影響
1.太陽光発電の大量導入
2.スマートグリッドの概念
3.電力システムの将来像について
Ⅶ.質疑応答