特許情報分析を用いた技術マーケティング・応用用途探索
特許情報から抽出した「顧客情報」「ニーズ情報」を用いた技術マーケティングの手法を詳解!
特許情報分析を用いた技術マーケティング・応用用途探索〜実事例と実演を交えた手法〜
主催:R&D支援センター
日時:2011年10月18日(火) 12:30〜16:30
[講座のポイント]
今の日本の製造業において、新規技術を用いた事業の創出は不可欠だが、なかなかうまくいかないという声が多い。大半は「技術としてはいいものがある(もしくはできた)。ただ、市場がない(商品にならない)」というところに終始している。これは結局、「顧客のニーズ」「顧客の情報」が不足しているということである。ただ、まだできていない技術、できていない商品に関する顧客の意見、ニーズを収集するのは実際のところ大変困難である。
我々は、いくつかの技術の開発および関連商品開発をする中で、特許情報から抽出した「顧客情報」「ニーズ情報」を利用いた技術マーケティングの手法にたどりついた。これにより従来は、顧客の反応を探りながら商品を開発する、という「受け身」のマーケティングしか行い得なかった、シーズ(技術)ベースのマーケティングにおいて、客観的な情報に基づいて有望顧客を探し出し、事前調査を踏まえて最初からベストな提案を持ち込むという、高効率な「攻め」のマーケティングを実施することが可能となる。
ぜひこの手法を、新しい技術・新しい商品の企画・マーケティング・販売のすべてのステージで活用いただきたい。また本手法は、既存商品の新しい用途・顧客探索でもすでに実績があり、そのあたりも実例を挙げて紹介する。
[プログラム]
1.技術系商品におけるマーケティングの課題
1-1.技術・事業にまつわる課題〜技術と営業のギャップ
1-2.従来のマーケティングの効果と限界〜技術・事業における問題
1-3.客観的情報源としての特許の効果〜ヒアリング・コンタクト前にすべきこと
1-4.ナノインプリント技術におけるマーケティング事例
・従来のマーケティング手法による失敗例〜展示会やヒアリングだけではわからないこと
・特許情報を活用した成功事例〜事前にここまでわかる〜さらに話が進む
2.特許情報を活用した技術マーケティング事例と市場分析の実演
2-1.ある技術を必要としている企業を探す〜潜在顧客の発掘、新規開拓の有力情報
2-2.ある技術にすでに取り組んでいる企業を分析する
〜顧客か競合か協業か、顧客の精査
2-3.顧客企業における研究課題、具体的なテーマを知る
〜顧客のニーズを知り、具体的な提案に結びつける
2-4.顧客企業における研究担当者を知る〜コンタクト先担当者氏名の抽出
2-5.キーマンを知る〜商談の流れをつかむ
2-6.顧客担当者の研究内容、背景を知る
〜展示会コンタクト顧客のフィルタリング、情報収集・興味本位か?本格検討しているのか?
2-7.特許検索・分析ツールの事例、実演〜明日から実践、新規顧客開拓!
【質疑応答・名刺交換・個別相談】