振動の基礎と共振の低減対策
3〜20自由度系固有値の新解析法を活用して振動現象を低減し、実機の高信頼性を実現しよう!
共催:R&D支援センター
日時:2011年10月31日(月) 10:30〜17:30
[講師の言葉]
機械や機械装置の共振を避けるための対策として固有振動数あるいは固有モードを知ることが大切であります。最近数多く開発されている高ダンピング材料が振動防止要素として考えられ、粘弾性体を用いた動吸振器により共振の低減化が実用的に可能であることなどを講演する予定であります。
質量とばねのみで構成される不減衰2自由度系に適用される単純な代入計算手法で2個の固有値等を導出できることから、3自由度以上にも適用できるアルゴリズムを構築し、数式処理ソフト「Mathematica」(Ver.5〜Ver.7)を利用した不減衰多自由度系固有値算出の解析式を導出しました。
3〜20自由度系の共振曲線や固有モード線図などを解析的に作成できるプログラムなどを紹介し、従来の固有値問題ではマトリックス計算を必要としますが、本講演内容は全く異なる計算手法で固有値等を簡単に算出できます。
[プログラム]
Ⅰ. 振動の基礎
1.振動の発生源とその発生形態
2.1自由度系の強制振動応答解析
a.1自由度系の振動伝達率と共振曲線
b.固有角振動数とピーク角振動数について
3.複素ばね定数表示による各種等価モデルと解析式
Ⅱ. 共振現象の低減対策に有用な動吸振器解析(2自由度系)
1.粘弾性型動吸振器の最適制振解析
2.ばね・ダンパー型動吸振器の最適制振解析
3. 粘弾性型動吸振器とゴム振り子型制振装置の強制振動実験(動画など)
Ⅲ. 不減衰3〜20自由度系の強制振動応答の振動伝達率解析
1.多自由度系の固有値導出に新解析法の適用
2.多自由度系の共振曲線(解析)と実験結果について
3.振動伝達率値を用いて固有振動モード線図の作成
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