国内外における食品包装規制の最新動向と企業の対応

ヨーロッパ、アメリカ、中国、国内のみならず、今後日本へも大きな影響を与えると推測される韓国、タイ、インド、ベトナム等のアジア諸国の食品包装に関する法規制の現状や今後の展望について解説していく!

国内外における食品包装規制の最新動向と企業の対応

主催:R&D支援センター

日時:2011年12月12日(月) 10:30〜16:30

【講座のポイント】
製品と原材料のグロ−バル化が進み、食の安全・安心が叫ばれる中、日欧米は永年食品包装の安全基準の整合化を進めている。基本的なコンセプトと管理水準は略同等となったが、細部においては食の文化の違いもあり、幾多の相違点があるのが現状である。EUでは樹脂の規則が一元的法律となり、中国は食品安全法の施行以後、ポジティブリストの大改正を進行中である。又、韓国、タイ、インド、ベトナム等のアジア諸国も国内法の整備を進めており、今後日本へも大きな影響を与えると推測される。

 このような状況下、樹脂も紙も業界自主基準である日本独自の方式は、大きな試練を迎えている。今後、日本では更に原材料や資材の輸出入が増えると予測されるが、企業としては現状を充分に理解した上で適切な品質保証を進めることが重要である。これら国内外における法規制及び環境ホルモン問題の最新動向、そして企業としてのリスク管理の考え方と対応を紹介したい。

【プログラム】
1.初めに --包装を取り巻く環境--
2.日本における食品包装の法規制類:食品衛生法、業界自主基準、最新の改正動向
3.欧州(EU)の法規制: 一元的法律化の進展、接着剤・インキのPL化
4.米国の法規制 : 製品別登録制度の定着
5.中国の法規制: 食品安全法及びPL大改正の最新動向
6.アジア諸国の法整備状況:韓国、台湾、インド、タイ、ベトナム
7.日本における食品衛生法改正に向けた検討状況
8.内分泌かく乱化学物質に関する環境省の新方針(EXTEND2005&2010)
9.化学物質のリスク評価の基本的考え方
10.包装材料に含まれる化学物質とリスク管理
11.消費者庁の発足と食品包装への影響
12.まとめ --企業としての対応と課題--
(質疑応答・名刺交換・個別相談)