当局審査対応を念頭においた分析法バリデーション検討手順とCTD申請の要求基準
規格設定並、技術移転、試験法変更などにおける妥当性検証を踏まえて!
当局審査対応を念頭においた分析法バリデーション検討手順とCTD申請の要求基準
〜各ケースに応じた実施例〜
共催:R&D支援センター
日時:2012年1月27日(金) 10:00〜16:30
【講座のポイント】
CTD申請に必要とされる「規格及び試験方法」の妥当性検証データの基になる分析法バリデーションのポイントにつき査察あるいは審査当局の視点を交えて解説する。
【主な対象】
品質部門〔品質管理部門(QC)の試験責任者、試験主担当者、品質保証部門(QA)の品質レビュー担当者〕研究開発部門のCMC担当もしくは薬事担当者(CTDドキュメント執筆者)試験受託機関〔試験責任者ならびに品質保証担当者〕
【セミナーのねらい】
分析法バリデーションの目的を理解し、CTD申請の要求基準を把握する。信頼性基準を担保する上で必要とされるGMPの要求水準のうち、分析法バリデーションを実施する過程で注意するポイントを把握する。
【関連の規制・レギュレーションなど】
ICH-Q3A:新有効成分含有医薬品のうち原薬の不純物に関するガイドライン
ICH-Q3B:新有効成分含有医薬品のうち製剤の不純物に関するガイドライン
ICH-Q3C:医薬品の残留溶媒ガイドライン
ICH-Q6A:新医薬品の規格及び試験方法の設定について
ICH-Q6B:生物薬品(バイオテクノロジー応用医薬品/生物起源由来医薬品)の規格及び試験方法の設定
【プログラム】
1.分析法バリデーションの目的
・分析法バリデーションのドキュメント
・CTDドキュメントとの関係とGMPドキュメント
・FDA Inspectionsに学ぶバリデーションの重要性
・System-Based Inspection ApproachとLaboratory Controls System
2.分析法バリデーションのまとめ方と実施例
・分析法バリデーションの実験計画立案
エンドトキシン試験法の例
信頼性のあるデータを得るために
・分析法バリデーションの実施方法
評価に必要な分析能パラメータ
特異性のまとめ方
特異性の検討手順のポイント
直線性(キャリブレーションカーブ・、容量反応曲線)
直線性の検討手順のポイント(記載内容・バリデーション検討・評価基準)
検出限界(DL)並びに定量限界(QL)
DL/QLの検討手順のポイント(記載内容・バリデーション検討・評価基準)
真度の検討手順のポイント(記載内容・バリデーション検討・評価基準)
精度の算出方法と評価
併行精度と室内再現精度のまとめ方
3.試験法の変更時の注意点(同等性の評価)
・新旧試験法の比較と検証方法
・標準物質の更新
4.システム適合性の考え方(分析法バリデーション結果の取り扱い)
・システムの性能:カラムの性能
・システムの感度
・システムの再現性
5.規格設定の考え方(分析法バリデーション結果の取り扱い)
・申請規格と治験薬の品質規格
6.技術移転のポイント(リスク管理の重要性)
・異常、逸脱管理での問題点
・試験検査室管理と外部試験機関の利用
・Quality System (ICH Q10)と
・Quality Risk Management (ICH Q9)
【質疑応答・名刺交換】